~へたれ部長の登山・トレッキング備忘録~

ソロトレ:奥穂高岳(涸沢) 1日目 ~ 初めてのテント泊 ~

ホーム/ソロトレ:奥穂高岳(涸沢) 1日目 ~ 初めてのテント泊 ~

日程 2012年8月19日~21日 参加メンバー 1名
スタート地点 上高地バスターミナル ゴール地点 涸沢
最高標高 2309m コース標高差 804m
歩行距離 約15km 歩行時間 7.5時間
行程 二泊三日(1日目) 宿泊場所 涸沢テント場

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涸沢ヒュッテ奥穂高岳

涸沢ヒュッテ(左)と穂高岳山荘(右)で購入したものです。

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今回は、初のソロトレッキング! しかもテント泊です。。。

トレッキングを初めて2年半になりますが、昨年あたりからテント泊への憧れが強くなっていました。
ただ、テント泊は初期装備にお金がかかるため、敷居が高く実現するのがずっと難しかったのですが、今年の夏にようやく実現することができました。

場所は、涸沢!

本当は紅葉の時期に行きたかったのですが、紅葉の時期の涸沢は大混雑らしい。。。
なので、初テント泊の身としては、落ち着いてより良い場所で設営したかったので、敢えて8月の平日を選択しました。

出発の前日にテント泊用に新しく購入したグレゴリーの65Lのザックに必要と思われるものをすべて詰め込んだのですが、余裕で入るだろうと思っていたものが思いのほか余裕がなく、ザックがパンパンの状態でした。

さてどのくらい重いんだろうとパンパンになったザックを背負おうとしたのですが、いつもの35Lのザックであれば立った状態で片手で背負えたのですが、あまりの重さに片手では持ちきれず、よろけてしまいました。。。
Webサイトで調べると、重いザックは片膝をついた状態でザックを膝の上に置いて背負うらしい。サイトに記載されていたやり方でなんとか背負うことができました。体重計に乗ってザックの重さを量ってみると15kg!

大丈夫だろうか。。。

実は、この頃、膝の調子もよくなく、駅の階段の上り下りでも少し痛みを感じており、迷ったあげく、出発当日の午前中に病院に行って診てもらいました。レントゲンで撮影したりして検査をした結果、特に異常はないとのことで、念のために痛み止めの飲み薬と湿布薬をもらいました。

この薬が、今回のオフトレで大活躍することに。。。


夜行バス(23:00)

涸沢は、上高地から入山することになります。
なので、いつもの「さわやか信州号」を予約して、新宿から夜行バスで出発です。



15kgのザックを背負って自宅を21:00に出発。

重い。。。

なんとか、自宅近くのバス停まではたどり着くことができ、バスに乗車。
その後、駅から電車を乗り継ぎ、なんとか夜行バスの出発場所である新宿までたどり着くことができました。

お盆休みの後の土曜日とあって、新宿の高速バスの乗り場は、関西方面へ帰る若者で大混雑でした。。。


上高地バスターミナル(6:00)

この時期、高速バスは上高地まで直接入ることができないようで、沢渡で別のバスに乗り換えなければなりませんでした。

乗り換え後、上高地のバスターミナルに到着したのは、5:30頃でした。

今回は、ソロトレということで登山届を提出し、新しく購入したプラティパスの水入れに水を汲み、出発の準備を始めました。


木漏れ日のキャンプ場(6:40)

バスターミナルを出発して5分ほどで河童橋に到着。さすがにこの時間は、あまり人がいません。
明日登る奥穂高岳を橋の上から眺めます。

明日は、そこに行くぞ!

河童橋からしばらく歩くと、小梨平キャンプ場を通過します。
前日に雨が降ったのか、地面や木々がしっとりとした感じで写真のように朝日の木漏れ日が美しく、歩いていてとても気持ちがいいです。
さすが夏休み、テントもたくさん張ってあります。。。


可愛い小猿(6:45)

キャンプ場を過ぎたところあたりで、周りの木々が騒々しく揺れていたので、見上げると写真のような小猿が小枝の上にのって何か食べていました。
周りを見渡すとあらこちらに猿がたくさんいました。
5月に上高地を訪れた時は、一切、出会うことがなかったので、嬉しかったです。

猿とは、この後も、何回か遭遇しました。


明神岳(7:00)

小梨平をしばらく進むと左手に梓川が現れ、川岸を並走する感じになります。
梓川の水は、透き通っており何度見てその美しさに感銘します。

その奥には明神岳の勇姿が。。。


<明神岳:撮影場所は徳澤付近です。。。>


徳澤「みちくさ食堂」(8:40)

徳澤に到着です。

今まで、上高地には何回か訪れたことはあったのですが、明神館より先には一度も行ったことがありませんでした。
なので、ここ徳澤は初めての場所です。

写真は、「みちくさ食堂」でお店の前では、ベンチに座って美味しそうにアイスクリームを食べている人がたくさんいました。

バスターミナルを出発してここまで2時間半近く重い荷物を背負って歩きどおしだったので、アイスクリームを食べたい誘惑に非常に駆られたのですが、予定よりスケジュールがちょっと遅れ気味だったため、帰路で食べることにして、ここは我慢して先の道を進むことにしました。


前穂高岳(9:40)

徳澤から次のポイント横尾までは、左側に梓川、その奥に穂高連峰を見渡せる絶景の歩きが続きます。
途中、写真のように山の間の奥に涸沢の雪渓が見えるポイントもあります。

この辺りの道端には、綺麗な花々も多く見られました。

重い荷物を背負っての歩きは結構辛いのですが、周りの景色や花々が、その辛さを忘れさせてくれます。


横尾到着!(10:00)

涸沢までの中間地点の横尾にようやく到着しました!

上高地を出発して約4時間!

ここまでよく歩いたと思ったのですが、ここはまだ中間地点。
しかも、ここまでは比較的平坦な道で、ここから先は本格的な山道が始まります。
横尾山荘の向かいには、「横尾大橋」が架かっており、この橋を渡って涸沢に向かいます。

ここには水場もあるので、残り4時間の登山に備えて水補給を行いました。


山道始まる(10:45)

横尾大橋を渡って30分ぐらいは、比較的平坦な道が続いたのですが、その後、急に写真のような山道が始まりました。

道は、写真のように岩が多く細い道も多いです。

普段の荷物では、それほど辛い道ではないのすが、さすがに15kgを背負っての登り道は辛いです。

でも、この先には、まだまだ過酷な道が待っていたんですよね。。。


屏風岩(11:10)

登山道は、樹林帯の中を歩くことが多かったのですが、時折、樹間に写真のような屏風岩が見えます。

この屏風岩、生でみると結構迫力があり、インディジョーンズの世界にきたような気分になります。

国内最大級の岩場らしいです。


本谷橋(11:30)

横尾からの最初の休憩ポイント「本谷橋」に到着です。

橋の周りの川の傍では、休憩を取っている登山客がたくさんいました。


ガレ沢(12:15)

本谷橋から先は、急登の連続です!

ここまでの坂道も結構辛かったのですが、この急登はハンパないです。
しかもガレた道も多く、これが涸沢まで2時間も続くんですよ。。。

心が折れそうになった時もありましたが、途中、どう見ても70歳以上と思われるお爺さんが、自分よりも大きいザックを担いで登っているのを見て、自分も頑張らないといけないと思い、膝の痛み止めの薬を飲んで、湿布も貼った状態でなんとか登り続けました。

ちなみに写真は、ガレた場所の山側の斜面を撮影したもので、山道ではありませんので、安心してください。


遠くに涸沢カール(12:50)

急登を登り続けて約1時間半。
岩場の間を沢が流れる少し開けた場所に到着しました。

ここでようやく涸沢の雪渓が遠くに見えました。

あと少しだ、頑張ろう!


雪渓(13:15)

さきほどの開けた道をしばらく進むと左手に雪渓が現れました。

雪渓は小さく、右端を歩いて行きます。
トレースがしっかりあり、アイゼンがなくても全く問題ないです。


涸沢ヒュッテ到着!(13:30)

雪渓を過ぎてパノラマコースの分岐点を右に進むとすぐに涸沢ヒュッテに到着しました!

やった~!!

膝の調子が悪く、ここまで本当に来れるかどうかもの凄く不安だったため、到着した時の達成感と喜びは今まにないものでした。


テント場(13:30)

涸沢ヒュッテから見る涸沢カールの景色は素晴らしく、テント場を見下ろすと、色鮮やかなテントがいくつも張られていました。

テント場の奥には、涸沢小屋、そしてその奥には北穂高がそびえ立っていました。

今回のコースでは、北穂高岳は訪れる時間がないのですが、次回は必ず行ってみたいと思いました。


至福の時!(13:40)

昼食がまだだったので、涸沢ヒュッテの名物おでんと生ビールのセットでここまで登って来れた自分にお祝いです!

このおでんと生ビールは、本当に最高!

涸沢ヒュッテのテラスに座って、周りを取り囲む山々を眺めながらのまったりとしたひと時は、都会では味わうことのできない本当に至福の時でした。


突然の大雨(13:50)

おでんを食べ、生ビールを飲み終わった時に、突然雨が降り始めました。
食器を急いで返却してヒュッテ内に逃げ込みました。
するとみるみるうちに大雨となり、外は豪雨の状態です。

俺が食べ終わるのを待ってくれていたのか。。。
俺って、運がいい!

そう自分に言い聞かせて、雨が上がるのを待ちました。


テント設営開始(14:15)

雨が上がるのを待ち続けること15分。
雨が小降りになりました。
降り始めも急だったけど、上がるのも早いな~

早速、テント場へ移動し、設営場所を探します。
涸沢のテント場は、岩だらけなのですが、所々、写真にようにテントを設営できるように整地された箇所があります。
ちょっと、出っぱた岩もあったのですが、周りのテントとも離れており、ちょうどいい場所だと思い、設営を開始しました。
この頃には、雨もすっかり上がっていました。

ちなみに写真左奥の緑のテントは、女性おひとりのようでした。 すごいですね。。。


グランドシート(14:20)

まずは、地面の小石を拾って整地を行います。
これをしっかりとしておかないと寝るときに痛い目に会うことになります。
整地が完了したら、まずグランドシートを敷きます。
グランドシートは荷物になるので敷かない人も多いようですが、今回のような岩場ではテント保護のためにも敷いたほうがいいでしょう。


インナーテント(14:25)

次にインナーテントです。
私が購入したテントは「ニーモのタニ2P」は、ダブルウォール型なので、インナーテントを最初に張ります。
インナーテントは、2本のポールをX字に組み、インナーテントの四隅のコーナーアンカーのくぼみにカチッと音がするまで差し込みます
4箇所差し込むとポールが立ちます

そのポールにインナーテントのフックを掛けるインナーテントが立ち上がり、その上からフライシートをかけます。


設営完了!(15:00)

フライシートをかけ、ガイドライン用の紐を縛って設営完了です!
ここは、地面にペグを打てないので、大きな石に紐を結んで縛ります。

自宅で一度予行演習をしていたお蔭で、比較的スムーズに設営ができました。
自宅での予行演習の詳しいテント設営の手順は、

こちら
をクリック!


テント内の様子(15:20)

このテントは二人用なので、一人の場合は、比較的ゆったりできます。
ただ、二人だとちょっと窮屈かもしれません。

それでも大混雑時の山小屋に比べれば天国でしょう!

マットは、モンベルの「U.L.コンフォートシステム エアパッド150」+「 U.L.コンフォートシステムピロー」。
どちらも空気で膨らませる手間はあるものの、コンパクトに収納でき、寝心地も悪くないです。
ただ、整地したとはいえ、元々出っぱった取り除けないような岩もあたっため、マット保護のために銀マットを500円でレンタルして、エアマットの下に引きました。


<涸沢テント場>


夕食(16:30)

テント設営が完了したのと、ここまでの道のりの疲れからか、マットの上に横になった途端に睡魔が襲ってきました。
テント内で1時間ほど仮眠を取った後、夕食の仕度に取り掛かりました。

今回は、初テント泊ということもあり、荷物の量も減らしたかったので、ドライフーズ中心のメニュー構成です。
初日は、尾西の「山菜おこわ」と豚汁です。
ブログでは美味しいと書かれていたのですが、自分にはイマイチな味でした。豚汁の方は、まあまあでした。


ザイテングラートを眺める(18:00)

夕食の後、テント場から明日登る「ザイテングラード」 を眺めました。

う~ん、あんな場所、登れるんだろうか。。。

この後、満天の星空を期待して眠りへとつきました。

写真は取れてませんが、深夜1時頃に目が覚めて、テントの外を覗くと信じられないような数の星が夜空を覆っていました。
天の川もはっきり見え、しばらくテントの外でボ~っと夜空を眺めていました。。。

明日もいい天気でありますように。。。

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2日目に続く

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2017-05-21T10:26:01+00:00

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