~へたれ部長の登山・トレッキング備忘録~

第35回:北岳 1日目 ~ 日本で2番目に高い山 ~

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スタート地点 広河原 ゴール地点 北岳山荘
最高標高 3000m コース標高差 1500m
歩行距離 6.5km 歩行時間 7時間
行程 一泊二日(1日目) 宿泊場所 北岳山荘
参加メンバー 7名

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北岳
北岳山荘で購入したものです。
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~ 1日目 ~

今回は、富士山に次いで日本で二番目に標高の高い南アルプスの北岳に挑戦です。

北岳は、前回の白馬岳と同様に登山口からの標高差が1600mあるハードなコースです。
ただ、コース自身はそんなに危険な場所はなく、技術的にはそれほど難しいコースではありません。

しかし、20年に一度と言われる猛烈な台風が沖縄を直撃しており、ちょっと天候が心配です。

今回は、登山口の広河原から宿泊予定の北岳山荘までは約6時間かかるため、早朝にみんなをピックアップして行っていると山荘への到着がかなり遅い時間になりそうだったため、前日の夜に出発して、現地の駐車場で車中泊することにしました。

東京を夜の9時頃に出発し、中央道から中部横断道の白根ICを出て南アルプスの玄関口の芦安駐車場に到着した時は11時を過ぎていました。
駐車場は満杯に近い状態でしたが、運良くバスの乗車場所に最も近い駐車場に停めることができました。
駐車場から夜空を見上げると満天の星空でした。前回の白馬岳よりもよく見えたかも。。。
早速、寝袋を取り出し、リクライニングシートを倒し、就寝に就きました。


広河原行バス(5:50)

駐車場には我々と同じような車中泊の人が多くいたようで、朝の4時ぐらいから周りは出発の準備をする人で騒がしくなってきました。

我々も4時半ぐらいに起床し、出発の準備をしてバス乗り場へと向かいました。さすが、3連休とあって、朝早くからバス乗り場は登山客で一杯で、乗客数に合わせ3台以上のバスが手配されました。

バスは、芦安駐車場を5:30に出発し、登山口の広河原までは約50分ほどかかります。
途中、バスの窓から朝日が昇るのが見えました。


広河原(7:00)

9月中旬ともなると、早朝はそれなりに冷え込んでおり、長袖の上着を羽織らないとちょっと寒いです。

出発前に広河原のインフォメーションセンターでトイレを済ませて行こうとしたところ、同じようなことを考えている登山客でトイレは大渋滞。。。
さすがに200人近い人間がバスで一度にやってきた訳ですから混んでも仕方ないのかも。。。
トイレ渋滞のお蔭で時刻が7時近くなってしまいました。

準備運動も速攻で済ませて、北岳に向けて出発です!


遥か彼方に北岳(7:05)

広河原を出発してすぐに北岳の山頂が左手の遥か彼方に見えてきました。

あんなところまで登れるのかといつもながら思います。


吊橋(7:10)

広河原を出発してすぐに吊橋を渡ります。

正面の遥か彼方の奥に見えるのが北岳です。
空は雲ひとつない晴天!

気持ちがいいです!


広河原山荘(7:12)

吊橋を渡ってすぐのところに広河原山荘があります。

ここで登山届を提出します。
前回の白馬岳では、出し忘れてしまったのですが、今回は忘れずに提出しました。

ここには水場やトイレ(有料)もあります。


樹林帯の急登(7:40)

広河原山荘から、しばらくは緩やかな坂道が続きました。
30分ぐらい登ったところで、白根御池小屋への分岐点に差し掛かりました。
ここで看板を見ると右方向に「白根御池小屋」と書かれてあったため、迷わず反対の方向に進みました。

しかし、コースは樹林帯の急登が続き、途中にあるはずの橋もありません。
どうも道を間違えた感じがしたので、下山してくる方に道を尋ねるとどうも「白根御池小屋」方向の道へ来てしまっていたらしい。。。

ちゃんと反対側の道に進んだはずなのに。。。


白根御池小屋(9:45)

2時間以上急登の山道を登り、ようやく休憩ポイントの「白根御池小屋」に到着です。

日差しが強かったため、日差しを避けるように山小屋の軒下の日陰で休んでいる人が多くいました。

ここにはトイレと水場があります。
水は、冷たくてとても美味しく、無料で補給できます。


雰囲気の良いテント場(10:00)

あまりの暑さに、みんなアイスでひと休みです。

ここのアイス、美味しかったです。。。

白根御池小屋の傍には小さな池があり、その畔にテント場がありました。
雰囲気のいい場所だったので、テントを担いで来てここに泊まって、山頂までピストンしてもいいな~と思いました。


大樺沢二俣(10:30)

白根御池小屋から、30分ほど山道を下ると大樺沢二俣に到着です。
元々、白根御池小屋分岐点で道を間違えていなければ、1時間は早くここに到着しているはずだったんですけどね~

ここにはバイオトイレが設置されています。
本来進む予定のルートだと、ここにしかトイレがないため、貴重な場所です。


雪渓そばで休憩(10:50)

大樺沢二俣には、雪渓がありました。
白馬と比べるとかなり溶けた状態で、雪渓の上を歩くことはできない状態でした。

スタートしてから約4時間、車中泊の疲れもあり、みんなバテ気味です。
お腹も空いてきたので、ちょっと早いですが、ここで昼食タイムとしました。


雪渓右岸を登る(10:55)

腹ごしらえも終わり、いよいよこれからが本格登山の始まりです!

大樺沢二俣からは、右俣と左俣の2つのコースがあるのですが、我々の本日の宿、北岳山荘へ行くには左俣コースが近道になります。
左俣コースは、雪渓の右岸を登って行きます。

めちゃめちゃ急な登りというわけではありませんが、それなりに足に負担がかかってきます。


高山植物の宝庫(11:10)

このあたりは、高山植物の宝庫のようで、いたるところに美しい花々が咲いていました。

写真は、ミヤマハナシノブです。

他にも、タカネグンナイフウロホタルブクロなどもたくさん咲いていました。


鳳凰三山(12:00)

1時間近く雪渓の横を登って行ったところで、雪渓が終わり、道全体がガレ場となりました。

振り返ると、登ってきた雪渓の遥か遠くに鳳凰三山が綺麗に見えました。
鳳凰三山も日本百名山のひとつです。

いつかは登ってみたいですね!


I くんダウン(12:10)

ガレ場の広いところで休憩としたのですが、スタートから、あまり調子の良くなかったI くんがついにダウン。。。

どうも、前々日の飲みと車中泊による寝不足からの軽い高山病のようです。


北岳バットレス(12:15)

休憩ポイントから、少し登ったところで右上を見上げると北岳バットレスの大岩壁がそそり立っていました。

北岳バットレスとは、北岳の東側斜面にある高さ約600メートルの岩壁でアルパイン・クライミングのクラシックルートだそうです。
2010年10月10日に第4尾根で大規模な崩落が発生し、登攀は禁止となっているようです。

こんな、すごいところを登って行くなんて、自分には信じられません。。。


ダウン寸前。。。(12:30)

広河原をスタートしてから約5時間半。
八本歯のコルの取付き地点近くに到着です。

さすがにメンバーの疲れもピークに達してきました。
女性陣もかなりバテ気味です。

今回の北岳も前回も白馬岳同様に、標高差が1600mもあるコースなため、かなりハードです。


ハシゴ始まる!(13:00)

八本歯のコルの分岐点までの有名な梯子の連続のスタートです!

ここからいくつもの木製の丸太の梯子が連続します。

梯子の斜度はさまざまで、急なものもありますが、それほど高度感はなく、比較的登りやすいです。
しかし、斜面と違い、一歩々々の段差が高くなってしまうため、太腿への負担は大きいです。

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八本歯のコル(13:45)

いくつの梯子を登ったでしょうか。。。

ようやく八本歯のコルの分岐点に到着です!

朝方、晴天だった天候も標高が高くなったせいもあり、あたりはガスってしまいました。


ハシゴの急登(13:50)

八本歯のコルの分岐点を過ぎても梯子は、まだまだ続きます!

分岐点を過ぎてすぐに左写真のような梯子の急登がありました。
本日、最長の梯子です!

ここに来て、この長さの梯子は、結構、足にきます。。。

しかも、道の左側はかなり急な崖となっており、時折、ガスが晴れると下の方が見えてきて高度感が増します。


北岳山頂見える!(13:55)

八本歯のコル付近からずっとガスで見えなかった山頂が、ようやく姿を現しました!

しかし、接近する台風の影響で風が強く、すぐにまた雲の中に隠れてしまいました。


ガレ場続く(14:10)

何本かの梯子のあとにガレ場の急登です!

ただ、このガレ場を登りきれば、北岳山荘への分岐点となり、そこからは、もうハードな登りはありません。

みんな、あと一息です!

疲れきったみんなを後に、颯爽と先頭を登って行くGくん、2年前の入部当初と比べると別人のようです!


ちょっと危険なトラバース道(14:30)

北岳山荘と山頂との分岐点に到着!

最初の分岐で道を間違ってしまったため、当初の予定より1時間遅れての到着となってしましました。
予定通りのコースを通っていれば山頂に寄って北岳山荘に向かう選択肢もあったのですが、山頂に寄って行くと1時間以上余計に時間がかかってしまうため、 北岳山荘へ直行することとしました。

北岳山荘へは尾根の南斜面をトラバースして進みます。
このトラバース道が、写真のように頼りなげな木製の梯子で道が作られており、梯子が空中に浮いているように足場の下が急斜面となっている箇所もたくさんありました。

ただ、写真で見ると危険そうに見えますが、実際はそれほど高度感はありませんでした。


<ちょっと危険なトラバース道>


ホシガラス(14:50)

このあたりには、左写真のような鳥がたくさん飛んでいました。
後で、サイトで調べると「ホシガラス」という鳥でした。

動画も撮っているので、下の動画をご覧ください。


北岳山荘到着!(15:05)

スタートから約8時間、ようやく本日の宿、北岳山荘に到着です!

しかし、ガスってます。。。
全く、景色が見えません。。。

テンションは下がり気味でしたが、早速、山小屋で受付を済ませて、部屋へと向かいました。
部屋は1階の大広間で、4人分の布団を7人でシェアするそうです。(^^;
ただ、これは一時的な配分で最終的な宿泊者の数で、最終調整してくれるようです。

取り敢えず、ビールで乾杯がしたかったので、荷物を部屋に置いて、売店(といっても受付と同じなんですが。。。)でビールを買って、ガスっている外に出て、みんなと乾杯しました!

ちょっと寒かったですが、美味しかったです!


雲晴れる!(17:15)

することもなく部屋でまったりしていると、外のガスが次第に晴れてきました!

外のベンチで景色を眺めていた男子メンバーの元に行き、一緒に景色を眺めることに。。。

東側の景色は、雲が流れるように変化し、時折、遠くの山並みが雲間から見えるようになり、しばらくすると写真のように北岳山頂も遂にその姿を現しました!


<北岳山荘からの眺め>


素晴らしい夕景(17:45)

日も暮れてきて、山荘の西側の小高い丘に登ると、そこには素晴らしい夕景が広がっていました!

白馬で見た夕焼けの北アルプスも素晴らしかったですが、この夕景も感動的な景色でした。


富士山見える!(17:50)

素晴らしい夕景を堪能していると後ろの方から、

 「富士山が見える!」 

との声が聞こえ、振り返ると雲間から富士山の山頂がちょっとだけ見えていました。
思った以上に大きかったので、富士山はこんなところからもでかく見えるものだと感心しました。


夕食(18:00)

3連休の2日目ということで、山小屋は多くの宿泊客が泊まっていました。
なので、食事も何回かに分かれており、我々はチェックインが遅かったせいもあり、最後の4組目でした。

食事は、ちゃんとした内容で山小屋としては美味しい方でした。

 

この後、就寝となったわけですが、定員150名のところ宿泊者がそんなにオーバーしていなかったため、6人分の布団をもらえることになり、比較的ゆったりと寝ることができました。
前の日は、300人が宿泊したそうで、大変だったようです。。。

就寝後、みんなが寝静まった真夜中に、部屋中に響き渡るような叫び声が!

何事かと思い、目が覚めてしましましたが、誰かの寝言だったようです。。。
その後、目が冴えて中々、寝付くことができませんでした。。。

ご来光、見れるかな~

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2日目へ続く

 

2017-05-21T10:25:57+00:00

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