~へたれ部長の登山・トレッキング備忘録~

第44回:乗鞍岳 ~ 手軽に3000mの絶景を堪能できる山 ~

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日程 2013年7月21日 参加メンバー 8名
スタート地点 乗鞍畳平 ゴール地点 乗鞍畳平
最高標高 3026m コース標高差 324m
歩行距離 5.4km 歩行時間 3.5時間

trekkingmap-20130721 ※クリックで拡大
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乗鞍岳 乗鞍岳 乗鞍岳
頂上小屋で購入したものです。
訪れた年が刻まれており、
登頂証明書も付きます。
肩の小屋で購入したものです。 乗鞍本宮で購入したものです。

今回は、富士登山に備え、高度3000mに体を慣らすことと、初心者メンバーに山頂からの雄大な景色を味わってもらって、山登りの素晴らしさを体験してもらうことを目的とし、乗鞍岳に行くことにしました。

乗鞍岳は標高約2700mまでバスで登り、そこからたったの300mほど登るだけで誰でも簡単に3000mからの絶景を見ることができます。

部活としては3年前に一度訪れた場所です。
今回も3年前と同じようにさわやか信州号のバスで新島々ターミナル経由で乗鞍高原に行き、そこから畳平のバスターミナルまで行く予定でした。

しかし、今年は残雪の影響で乗鞍高原側からのアプローチに通る乗鞍エコーラインが残雪の影響で大雪渓より先が通行止めとのこと。
登山予定日までに開通することを願っていたのですが、難しそうだったので、反対側の乗鞍スカイライン経由で行くことにしました。

乗鞍スカイライン経由で畳平に行くには、さわやか信州号の飛騨高山方面行きに乗り、平湯温泉でシャトルバスに乗り換える必要があります。
この乗換がなんと3:30!
ご来光用のシャトルバスの時刻に合わせてスケジュールされているようです。
新宿の出発時刻は23:00だったので、即行で寝れたとしても4時間程度の睡眠時間しかありません。


高速バス(23:00)

さわやか信州号は昨年までは都庁近くの地下のバスターミナルが集合場所だったのですが、今年から高速乗合バス(路線バス)になってしまったため、新宿駅近くの高速バスターミナルに集合場所が変更!
近くなったのはいいですが、待合室が狭く、我々のような団体にはちょっと不向きかも。。。

バスの出発と同時に寝ようと頑張ったのですが、そう思うほど寝れないようで、ほんとに寝れたのは2時すぎぐらいだったかも。。。


平湯温泉でご来光バスに乗り換え(3:30)

ようやく寝付いた頃に乗換場所の平湯温泉バスターミナルに到着。。。

バスを降りると朝早いこともあり、結構寒い。
みんな猛暑の東京を軽装で出発していたので、急いでレインウェアなどを上に羽織ります。
乗換時間が10分ぐらいしかなかったので、トイレなどを済ませ、シャトルバスに乗り込みます。

シャトルバスは、途中「ほうのき平」で停車。
ここには大駐車場があるため、マイカーで来ている登山客が大勢乗ってきました。
バスが、乗鞍スカイラインを登り始める頃には、辺りも明るくなりはじめ、車窓の外には穂高連峰の山々の影がはっきりとわかるようになり、雲海も広がっていました。


畳平到着(4:40)

シャトルバスに乗ること約1時間で乗鞍岳登山の基点となる畳平に到着!

乗車前に運転手さんから、畳平のバスターミナルまで行くより手前の鶴ヶ池のそばで下車する方が、ご来光のポイントに近いとのことで、そこで下車。
他のお客も運転手さんが説明したのか、続々と下車し、ほぼ全員の乗客がここで下車しました。
ここから、ご来光ポイントまで5分ぐらいで到着できます。

<ご来光ポイントへ>

 


ご来光を待つ大勢の人(4:50)

ご来光ポイントには、すでに大勢の登山客がいました。
この場所は風の吹き抜けが激しく、真冬のような寒さです。
みんな思わず、グローブや重ね着などで防寒対策です。

この場所のすぐ横に富士見岳があり、結構な数の人が登っていました。
槍ヶ岳などの穂高連峰をご来光と一緒に見るには、富士見岳に登らないといけないのかもしれません。
他のメンバーが寒さのあまり登る意欲が失せてしまっていたようなので、我々は、下からご来光を待つことにしました。

<ご来光を待つ人々>

 


ご来光?(4:55)

ご来光の予定時刻は4:40ぐらいだったのですが、一向に雲間から太陽が出てきてくれません。
どうも、厚い雲が邪魔しているようです。
このまま待っていても丸い太陽の姿を見られそうになかったので、取りあえず、畳平の休憩所で一休みすることにしました。

残念。。。


畳平で休憩(5:10)

ここは標高2700m、バスで一気に上がってきたため、まだ体が高度に順応していないので、畳平で1時間ぐらい過ごして山頂を目指すことにします。

ご来光スポットから畳平バスターミナルまでは歩いて10分ぐらいです。
昼間は、多くの観光客で賑わっているのですが、この時間は閑散として人の姿もありません。
ここの1階に無料の休憩所があります。
食堂もあるのですが、この時間にはまだ営業していませんでした。

 


朝食(5:25)

休憩所内には、大きなテーブルがいくつか設置されています。
ここで、各自持参した朝食を食べます。
自分は、前日スーパーで買ったパンを持参。
それと休憩所の自販機に「おしるこ」なるものがあったので、購入。

これ、かなり甘かったです。。。

コーンスープなどもあったので、こちらの方をおすすめします。 (^^;

 


熊出没情報(6:10)

休憩所内のホワイトボードに「熊出没情報」なるものが書かれていました。
係りの方に伺うと、朝の3時頃にここから13kmぐらい下った場所で目撃されたとのことです。

我々の行く道には現れませんように。。。

 


山頂へ向け出発!(6:20)

1時間ほど休憩し、いよいよ山頂に向けて出発です!

山頂は標高3000mありますが、スタート地点が2700mなので、高低差は300mほどです。
お花畑のそばを通って山頂へ向かうコースが、落石で通行止めだったので、鶴ヶ池のそばを周回しながら山頂へ向かいます。

 


遥か遠くに槍ヶ岳(6:20)

よく見ると鶴ヶ池の奥、遥か彼方に槍ヶ岳の雄姿が!
今年の8月は、槍ヶ岳へ行く予定なので、思わず気持ちが高ぶります!


緩やかな舗装道路(6:35)

畳平を出発してしばらくは、写真のような舗装道路が続きます。
上空には、秋を思わせるようなうろこ雲が広がっています。


コロナ観測所(6:45)

舗装道路を進むと右手に雪が溶けてできたと思われる小さな池が見えてきます。
その奥の山の頂上に不思議な白い丸い建物が。。。
これは、コロナ観測所だそうで、国立天文台の観測所だったのですが老朽化により、2010/3/31で閉鎖されてしまったようです。

 


大雪渓(7:00)

舗装道路を30分ぐらい進むと前方に大雪渓が見えてきます。
ここは、夏でもスキーができる場所です。
まだ、朝早いせいもあって、この時間にはまだスキーヤーはいませんでした。

<大雪渓>


目の前にそびえる乗鞍岳(7:05)

大雪渓の右奥に見える高い山が乗鞍岳です!
こぶが3つあり、手前から朝日岳蚕玉岳(こだまだけ)、そして一番奥が山頂の剣ヶ峰(3026m)です。

 


肩の小屋(7:15)

舗装道路の終点に建っている山小屋「肩の小屋」です。
ここから先にはトイレがないので、ここでトイレ休憩(有料)です。
山小屋では、朝食を食べている登山客が大勢いました。
肩の小屋は宿泊施設もあり、一泊二食付きで¥8,800で泊まれるようです。なんと200名も泊まれるようです。

ここで熊が大きくデザインされた珍しい山岳バッチを見つけたので、早速購入!

 

 


さあ、ここから!(7:20)

ここまでの道はお散歩コース
ここからが本格登山でガレ場の急な道が続きます。
みんな準備運動をしっかりして、山頂を目指します。


急坂始まる(7:33)

今までとはうって変って、急坂です!
乗鞍岳では、この最初の坂が一番ハードな所です。
逆に、この最初の坂さえクリアすれば、後はたいしたことありません。

 


穂高連峰の雄姿(7:40)

しばらく登ったところで後ろを振り返ると写真のように遥か遠くに穂高連峰の雄姿がはっきり、見渡せます。
3年前に来た時も見えていたと思うのですが、その頃はまだ山に対する知識が浅かったので、印象に残っていませんでしたが、昨年奥穂高に登ったということもあり、この景色は感慨深いものがあります。

山登りっていいな~と思える瞬間です。

<朝日岳途中からの北アルプスの絶景>


ガレ場(7:55)

稜線への登山道も中盤から写真のようなガレ場となります。
浮石なども所々あるため、慎重に足場を確認して登らなければなりません。

 


高山病(8:00)

この辺で標高は2800mを越え、朝早く睡眠不足のせいもあり、前回同様、Kさんが高山病気味になり辛そうでした。
持参した「酸素缶」を使用したりもしていましたが、前回より症状は悪いようでした。

 


富士山?(8:10)

ここまで来ると山頂から降りてくる登山客とも多くすれ違います。
その中で明るそうなおばさんが「富士山が見えるよ」と教えてくれます。
が、指差す方向を見ても単なる普通の山なみしか見えません。
おばさんが、

あそこに一番背の高い山がみえるでしょ。あれが北岳でその左側にうっすら隠れているのが富士山よ!

と説明してくれました。

肉眼では、よくわからなかったので、デジカメで拡大してみると、それらしき姿が!

ほんとに山頂の端っこしか見えません。
よくわかったものだと思います。


 


山頂近づく(8:15)

蚕玉岳を通過して、山頂まであと高低差47mです。

<山頂手前の蚕玉岳付近からの絶景>

 


分岐点(8:20)

山頂手前で看板が立っています。
混雑時や団体客の場合は、左一方通行とのこと。
この先には頂上小屋があります。


頂上小屋(8:25)

山頂直前の山小屋「頂上小屋」です。

ここでは、剣が峰の登頂記念バッジが売っており、登頂の年がバッジに刻まれています。
前回(2010年)も購入したので、同じバッジ(2013年版)を購入しました。
他にもTシャツやタオルなども売っています。


最後のガレ場(8:30)

頂上小屋から山頂までは、写真のようにあと僅かですが、ガレ場続きです。
最後のひと踏ん張りです!

 


山頂到着!(8:35)

ようやく山頂の剣が峰(標高:3026m)に到着です!

山頂は非常に狭かったのですが、朝早いということもあり、それほど混雑していませんでした。
早速、全員で記念写真を撮りました。
写真は、ブログ用にメンバーの一人に自分一人を撮ってもらったものです。 (^^;
写真の左奥には、御嶽山が綺麗に見えます。
御嶽山は、2011年に訪れたところで、登山の様子をご覧になりたい方は、こちらをご覧ください。

<山頂からの絶景>


乗鞍本宮(8:40)

山頂には「乗鞍本宮神社」があります。
山頂は、あまり広くないのですが、この神社が1/3ぐらいのスペースを使用しています。
ここでも登頂記念のバッジを購入しました。

 


高山病でダウン(8:45)

高山病気味だったKさん。

山頂が近づくにつれ、症状が悪化していたので、登頂を懸念していたのですが、本人はどうしても山頂まで行くとのことでここまで頑張ってきたのですが、さすがに限界のようで山頂でダウン。。。

 


下山開始(9:15)

Kさんの高山病が心配だったので、急いで下山することにしました。
下りはスピードが出やすく足元も滑りやすくなり、上りにくらべて転倒する確立が高くなるため、慎重に一歩一歩足場を確かめながら歩かなければなりません。


登りは大渋滞(9:30)

肩の小屋まであと少しのところで、登ってくる大勢の登山客と遭遇。
登山道は、すれ違いのための待ちにより、大渋滞です。。。

ご来光の後の最初のバスに乗るとこのくらいの時間に到着することになります。
前回は、このぐらいの時間のバスを利用していました。
この時間になると雲が多くなってくるので、ご来光バスで来ることをおすすめします。

やはり、登山は朝早い方が景色もいいです!

 


抹茶アイスで一休み(9:55)

肩の小屋に到着!

食堂が空いていたので、全員アイスで一休みすることに。
自分は、抹茶アイスを選択、美味しかったです!

 


ガスで視界不良(10:10)

一休みした後、バスターミナルに向けて出発。
行きははっきり見えていた大雪渓もガスの中です。

 


夏スキーヤー(10:15)

大雪渓の上をデジカメの望遠で見てみると、夏スキーを楽しんでいる人が大勢いました。
ここは、リフトもないので毎回滑るためにスキーを担いで自分の足で上まで登るしかありません。

大変ですね。。。

 

<大雪渓のスキーヤー>

 


お花畑は観光客でいっぱい(10:35)

畳平直前の場所からお花畑へと続く道を見ると観光客でいっぱいの様子。
ここが観光地だということをあらためて感じる風景です。

 


バスの待ち行列も観光客でいっぱい(10:50)

バスターミナルに到着!

朝とはうって変わって人と観光バスでいっぱいです!
下りのバスを待つ観光客でバス停も長い行列です。
バスの発車時刻まであと5分しかなく、本数が1時間に1本しかなかったので、我々も行列に並ぶことにしました。
バスは満員で、我々は行列の最後だったため、ほとんど補助席となってしまいました。
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温泉だ!(12:00)

バスに揺られること約1時間で平湯温泉バスターミナルに到着。
ここから、温泉「ひらゆの森」まで徒歩3分です。
ひらゆの森は、16の露天風呂や大浴場、湯上り処や食事処も備えたゆったりとくつろげる温泉場です。
浴場にはサウナも完備しており、ゆっくりくつろげました。


至福の時(13:00)

温泉から出た後、女性陣を待つため、休憩室でまったりと過ごします。
本当は、生ビールで乾杯と行きたかったのですが、休憩室には生ビールなどは売っていなかったので、仕方なく、缶ビールを飲むことに。

う~ん、うまい!

持参したナッツ系の行動食をつまみに至福の時を過ごしました。


もみの木(ランチタイム)(13:40)

缶ビールを飲みながら至福の時を過ごしていると女性陣がお風呂から上がってきたので、施設内にある食事処「もみの木」へと向かいました。

ところが、入り口の前には行列が。。。

席数が少ないのか、お客さんが多いのか、10人ぐらいの人が待っていました。
お店の前には手書きのメニューが張ってあり、待つ間、みんな何を食べようか思案していました。

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ランチタイム → 宴へ(14:15)

思ったほど待つこともなく、しばらくして店内に案内されました。
店内は木造りでゆったりしており、落ち着いた雰囲気です。
案内されたテーブル席は4人席だったので2つに分かれて座りました。

自分は、当然のごとく、ビールと枝豆を注文!
前回の奥日光で食べた鮎の塩焼きがあったので、こちらととろろそばも注文!
どれも美味しかったです!

もう一方の女性テーブルでは、酒のつまみ中心のオーダーでランチではなく宴が始まっていました。 (^^;


帰路へ(16:00)

ランチ後、温泉内のお土産屋をゆっくり見学し、バスの集合場所の平湯温泉バスターミナルに向かいました。
その後、バスに乗車し、新宿への帰路に就きます。
バスは、定番の中央道の渋滞にはまって予定時刻を30分ほど遅れ、新宿駅に9:00頃到着しました。

 

今回の乗鞍岳は、ご来光は残念ながら中途半端な感じでしたが、天候にも恵まれ、素晴らしい北アルプスの絶景も堪能でき、その後の温泉もゆったり過ごせ、とてもよかったと思います。

次回8/3は、富士登山!
部活初めての富士山で、参加者も10名になります!!

乗鞍岳は、平湯温泉側からご来光バスで行くのがいい! 
今回の教訓
2017-05-21T10:25:50+00:00

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