2012年、最後のトレッキングは、一昨年に訪れた筑波山です。
本当は、妙義山に行く予定だったのですが、天候が芳しくなかったのと、筑波山もちょうど紅葉が見ごろとのことだったので、筑波山を訪れることにしました。
筑波山は、ちょうど夜に紅葉のライトスポットも行われており、こちらも今回は目的の一つでした。
今回、参加予定のメンバー2名が体調不良で急遽参加できなかったため、部活開始以来最少の3名です。。。
渋滞のバス乗り場(8:30)
つくばエクスプレスの終点つくば駅の改札で参加メンバーと待ち合わせです。
改札を出たところで待っていると、登山客らしき恰好した人が大勢出てきます。
筑波山は、ちょうど紅葉が見頃時期とあって、混雑を心配していたのですが、バスに乗れるかちょっと心配です。。。
しばらくして二人と合流し、バス乗り場に向かいます。
案の定、バス乗り場はバスを待つ登山客で長い列ができていました。
定期バスには乗れそうになかったので、次のバスの時間まで待たなければだめかと思ったのですが、すぐに臨時バスがやって来たので、そんなに待つこともなく乗車することができました。
人多し!(9:25)
満席となった臨時バスは、50分ほどで筑波神社入口のバス停に到着しました。
何台もの臨時バスが出ていたせいで、バス降り場の周辺は、登山客で溢れかえっていました。
筑波山神社(9:40)
筑波神社入口といってもバス降り場から筑波神社までは、10分ぐらい歩きます。
神社入口には、紅葉の木があり、綺麗に紅葉していました。
前回訪れた時は、境内近くでガマの油売りの口上が行われていましたが、今回は時間が早かったせいか、まだ準備中のようでした。
トレッキング開始(10:00)
境内で安全祈願をして早速トレッキング開始です。
今回は、前回とは逆のコースで筑波山を反時計まわりに回ります。
神社の境内の右奥を進み、舗装道路をしばらく歩くと写真のような鳥居があり、白雲橋コースの入口の看板があります。
樹林帯を登る(10:30)
コースは、最初から樹林帯の中を登ります。
道は結構険しかったのですが、人がかなり多く渋滞もしていたため、スローペースでの登りとなっていたので、あまり辛くありませんでした。
今日は、天候も良く、日差しも暖かだったため、登り始めてしばらくするとすぐに汗が出てきました。
11月下旬というのにシャツの上に羽織っていたライトシェルを脱いでちょうどいい感じでした。
写真ではかなり道幅が広いですが、この後、上に登るにつれ道が段々細くなり、一人通過するのがやっとの道幅になると、渋滞がさらに激しくなってきました。
休憩ポイント(11:10)
神社を出発してから約1時間ほどで、つつじが丘のロープウェイ乗り場からの登山道との合流地点に到着しました。
ここは、少し広くベンチなどもあり、多くの人が休憩していました。
我々も、ここで一休みです。。。
今日は、Kさんが三脚を持参してくれたので、それを使って記念撮影です!
弁慶七戻り(11:20)
休憩ポイントからすぐのところに「弁慶七戻り」と呼ばれる巨大な岩があります。
頭上の石が落ちそうで、さすがの弁慶も七戻りしたと言われこの呼び名になったそうです。
筑波山には、さまざまな奇岩があり、その中でも特に有名なのが、この「弁慶七戻り」だそうです。
ここから奇岩が連続します。
高天ヶ原(11:25)
弁慶七戻りのすぐ先にある「高天ヶ原」です。
高天ヶ原は「神様の世界」を意味し、天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀る稲村神社があります。
神社は、写真のようにこの高天ヶ原の右側の階段を上ったところにあります。
母の胎内くぐり(11:30)
高天ヶ原からすぐのところにある「母の胎内くぐり」です。
「母の胎内くぐり」は、筑波山禅定(修験の行)の行場の1つのようです。
岩を抜けることで、生まれた姿に立ち返ることを意味しているとのこと。
腰をかがめて、岩の下をぐるっと一周出来ます。
ランチタイム(12:00)
前回、訪れた時の経験から、頂上付近はゆっくり弁当を食べられる場所がないことがわかっていたので、頂上手前のベンチがあるところでランチタイムとしました。
昼食を食べていると頭上近くをロープウェイが通過して行きます。
ちょうどこの近くにロープウェイの山頂駅があるのですが、2時間近くかけて苦労して登ってきたのに、ロープウェイに乗れば6分ほどで来れると思うとちょっと複雑な気分になります。
大仏岩(12:10)
ランチタイムの場所からすぐのところにある「大仏岩」です。
大仏様の横顔に似ており、下から見上げると大仏のように見える岩です。
高さは15メートルもあるそうです。
大渋滞(12:20)
頂上まであと少しのところまで来たところで大渋滞!
この辺りは、岩場が多く、人が一人分しか通れない箇所も多く、上りと下りの擦れ違いに時間がかかっているようです。
山頂渋滞(12:30)
渋滞を抜け、ようやく山頂近くまで辿り着いたのですが、今度は山頂へ行く階段で大渋滞となっていました。
山頂のスペースがあまりないので、順番に写真などを撮っていることが原因で混んでいるようです。
折角ここまで来たからには山頂まで行かないとの想いから、我慢して渋滞の最後尾に並びました。
都会の喧騒を忘れるための登山が、山に来てまで渋滞に出会うとは。。。
登山ブーム、恐るべし!
女体山頂(12:50)
渋滞の列に並ぶこと約15分ほどで、ようやく女体山頂に到着しました。
筑波山は周りに高い山がないため、ここからは、関東平野が遥か遠くまで見渡すことができます。
山頂は狭い岩場で先端は崖っぷちのようになっているのですが、登山者が多かったため、間をぬうようにしてたどり着きました。
<女体山頂からの絶景>
甘味処で一息(13:20)
頂上付近は風がかなり強く、寒かったので、思わず近くのお店に入って暖かいもの食べることにしました。
自分とKさんはお汁粉をいただきました。
ぜんざいの甘みが疲れた体を癒してくれます。。。
I くんは、昼食が物足りなかったようで、うどんを食べてました。
山頂駅も大渋滞(13:40)
ケーブルカーの山頂駅に到着です。
山頂駅は、下りのケーブルカーを待つ客で長い列ができていました。
我々は、ケーブルカーには乗らず、歩いて下山します。その前に男体山へ向かいます。
山頂駅付近からは、北側の眺望が良く見えました!
遥か彼方にスカイツリー(14:00)
山頂駅から男体山までは、15分ほどで辿りつけます。
男体山頂の手前にテラスがあり、そこから遥か遠くにスカイツリーを見ることができました。
写真は、ズームを最大にした状態の写真ですが、ズームしていない状態だと こんな景色です。
<男体山頂から見た東京スカイツリー>
男体山頂(14:10)
男体山頂に到着です!
女体山とは違い、あまり人がいません。
女体山と比べ360度見渡せるような眺望の良いところがないせいだと思います。
山頂の看板の記念撮影の順番待ちも数人程度でした。
筑波山自然研究路(14:30)
今日は、登山とともに紅葉のライトアップを鑑賞することも目的の一つです。
そのため、このまま下山するには時間が少し早かったため、男体山の周りを ぐるっと一周する「筑波山自然研究路」を巡ることにしました。
男体山山頂から自然研究路に分岐する道がわかりづらかったのですが、一本だけそれらしき道があったので、そこを下ることに。。。
しかし、途中けもの道のような箇所があったため本当にこの道であっているのか不安となりつつそのまま道を下っていきました。
行き交う人が全くいなかったのですが、しばらくしてようやく登ってくる人がいたため、確認したところ道は間違っていなかったようで、ひと安心しました。
世界一のディレクターになれますように(14:35)
自然研究路の途中に「大石重ね」という場所がありました。
筑波山にお参りに出発する際、小石を持ち自分がここに参拝した証し、或いは願いがきちんと神様に届きますようにと、その小石を神様の傍においたものが塚となったものだそうです。
よく見ると写真のような願いが書かれた石もありました。
下山開始!(15:15)
自然研究路を一周して、ケーブルカー乗り場まで戻ってきました。
ケーブルカー乗り場の横道を下り、下山開始です!
道は結構、急です。
前回はここを登ってきたんですよね。。。
前日の雨で木の根などが滑りやすく、自分はこの下りで3回ぐらい転んでしまいました。
歳ですね。。。
ケーブルカーの交差ポイント(15:45)
ちょうど半分ぐらいまで下山したところに、ケーブルカーの交差ポイントがあります。
タイミング良く、ケーブルカーがやってきて、赤と緑のケーブルカーが交差する様子を間近で見ることができました。
<ケーブルカーの交差>
ケーブルカー駅の紅葉(16:20)
正直、筑波山の紅葉が見ごろということだったので、筑波山の登山を選択したのですが、ここまでほとんど紅葉らしい場所がありませんでした。
かなり鬱憤が溜まっていたのですが、ケーブルカーの山麓駅に辿り着いたところで一掃されました!
駅の周辺には見事に紅葉したもみじの木がたくさん立っていました。
紅葉ライトスポット(17:10)
待ちに待った紅葉のライトスポットのスタートです!
待った甲斐がありました!
素晴らしく綺麗です!
3人とも時間を忘れてここぞとばかりに写真を撮りまくりました。。。
実は通常は最終バスが17:30だったため、ライトスポットを鑑賞していると最終バスに乗ることができなかったのです。
ライトスポットが始まる直前にそのことに気付き、慌ててケーブルカーの事務所で今日の最終バスが何時か確認したところ19時台に1本、臨時バスが出るとのことでした。。。
関東平野の夜景(17:40)
ライトスポットを堪能した後、バスの時間までまだ1時間以上あったのですが、19時台のバスの時刻を確認するためにバス停に向かうことにしました。
途中、高台のようなところから関東平野の素晴らしい夜景を見ることができました。
バス停まで辿り着き時刻を確認したところ19:30とのこと。。。
まだ1時間以上あります。
仕方なく、神社近くのお店がたくさんあるところに行って時間でもつぶそうと道を戻ろうとしていたところに「つくば駅」と書かれたバスがやってきました。
もしやと思い、慌てて乗り場に戻って運転手さんに確認すると、登山客が多く臨時バスが出ていたようです!
ラッキー!!
焼肉宴(19:15)
3人ともかなりお腹が空いていたので、つくば駅の近くで宴の場所を探すことに。。。
前回訪れた鳥料理屋が悪くなかった印象だったので、同じ店に行こうと思ったのですが、2年前のことだったので記憶があいまいで駅周辺のビルをうろうろしながらようやくそれらしき場所にたどり着きました。
が、その鳥料理屋はすでに他のお店に代わってしまっており、同じフロアにトラジが出店していたので焼肉宴としました。
筑波山は、紅葉を堪能するには物足りない場所でしたが、紅葉のライトスポットは素晴らしかったです。
10月から2月ぐらいまでは、「スターダストクルージング」というイベントを開催しているので、次回は車で夕方近くに訪れ、上りは歩いて登り、山頂で日没や夜景を堪能し、下りはケーブルカーで下りて紅葉のライトスポットを堪能するというパターンで行きたいと思っています。
筑波山の紅葉ライトスポットは、素晴らしい!
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