~へたれ部長の登山・トレッキング備忘録~

第47回:北穂高岳(涸沢)2日目 ~ 初めて見る大キレット ~

/第47回:北穂高岳(涸沢)2日目 ~ 初めて見る大キレット ~

日程 2013年8月9日~11日 参加メンバー 1名
スタート地点 涸沢 ゴール地点 涸沢
最高標高 3106m コース標高差 797m
歩行距離 約5km 歩行時間 6時間
行程 二泊三日(2日目) 宿泊場所 涸沢テント場

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涸沢ヒュッテ
北穂高小屋で購入したものです。
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~ 2日目 ~

日付が変わったあたりから風が強くなってきたようで、テントのフライシートが強い風でバタバタと煽られる音で目が覚めました。
時折、テント自身がかなり押されるような強い風が吹き、室内からテントをしっかり抑えてなければ飛ばされそうなほどでした。
心配なので、テントの周りの張り綱の状態を確認し、緩んでいるところは強く張り直しを行いました。
そんなことを1時間ぐらいしていたでしょうか。。。
ようやく風も弱くなり、再び眠りへとつくことができました。
 


夜明け前(4:00)

テントの外は、朝の4時ぐらいから早朝から山を目指す人で騒がしくなってきました。
自分もそろそろ起きようと思い、テントの外の様子を伺うと、今日登る予定の北穂高は雲の中。。。

マジか~

かなりテンションが下がり、再びテントの中に入り、まったりとしていました。


 


朝食(5:20)

しかし、そうのんびりもしていられないので、テントから出て、涸沢ヒュッテでトイレと洗面を済ませ、朝食の準備に取り掛かりました。

本日の朝食は、棒ラーメン。

お湯を沸かして、麺とスープを入れて出来上がりです。
棒ラーメン、初めて食べましたが、味はイマイチでした。
日清のシーフードヌードルの方が、圧倒的に美味しいです。


 


北穂高へ向け出発(6:00)

今日は、モルゲンロートも見ることができず、朝食後、早速北穂高に向け出発です!
山頂アタックに必要な物だけを詰め込んだザックは、昨日の15kgの重さに比べると、ほとんど背負ってないくらいの軽さに感じます。


 


涸沢小屋周辺は、高山植物でいっぱい(6:15)

北穂高へは、涸沢小屋の横の道を右折して進みます。

このあたりは、高山植物も多く咲き誇っていました。

 

急な石畳道(6:20)

涸沢小屋を過ぎるとすぐに写真のような急な石畳の道となります。


右手に雪渓を見ながら、しばらくはこのような石畳道を登っていきます。

振り返ると涸沢のテント場がかなり小さく見えます。


 


岩場(6:50)

石畳道が終わり、左方向に山道をしばらく進むと写真のような岩場が2か所現れます。
どちらも高度感はなく、簡単に登れます。

 


岩のゴロゴロした場所(7:10)

その後、ハイマツ帯をジグザグに登ると写真のような岩がゴロゴロした場所になります。
ここは、浮石などもあるため、慎重に登っていきます。
ここを抜け、左方向に進むと南陵の取り付き部があります。

この後、南陵取り付き部へ向かう道で前を進む男性の方が、足を滑らせて転倒、幸運にも登山道の上だったため、数メートル転倒しただけで大丈夫でした。
思わず駆け寄って怪我など確認しましたが、少し手を擦り剥いた程度で済んだようです。


 


南陵取り付き部の最初の鎖場(7:25)

南陵取り付き部の最初の鎖場です。
斜度は40度ほどで高度感はありません。
鎖は右側部分に設置されていますが、鎖場を降りてくる人が結構遅く渋滞していたので、自分は左側の矢印部分を登っていきました。
こちらの方が足や手をかける場所が多くあり、簡単に登ることができました。

岩登り、結構楽しいです!


 


鎖場上部の梯子(7:30)

長い鎖場の後、短い鎖場があり、その後、写真のような長い梯子があります。
ここもそれほど高度感はないので、慎重に登れば問題ありません。

写真は、梯子を見下ろした写真です。


 


南部稜線(7:35)

南部稜線に出ました!
しばらくは、比較的なだらかな登山道が続きます。


 


急な岩場(7:50)

稜線は徐々に急になり写真のような岩場となってきました。


 


遥か彼方にザイテングラード(7:50)

涸沢カールも遥か彼方になり、その中心にザイテングラードの姿も見えます。

昨年は、ここを登ったんだな~

この辺りから振り返って見える涸沢カールの様子です。


2番目の難所(8:00)

先ほどの鎖場に続き、2番目の難所です。
こちらも鎖場ですが、ステップがちゃんとあるので、高度感もなく、問題ありません。
ただ、一度に一人しか通れないので、上り下りで人が多いときは渋滞となってしまいます。
自分も下りの際に登ってくる団体が10人ぐらいいて、その人たち全員が通過するのをかなり待っていました。

鎖場を下から見た様子です。

この鎖場の後に短い梯子があるのですが、この梯子を上るとすぐに右にトラバースします。

ここは、ちょっと高度感があるため慎重に進む必要があります。

鎖場を上から見た様子です。


雷鳥の親子(9:50)

山頂が近づくにつれ、ガスが濃くなってきました。
そんな中、北穂のテント場に雷鳥の親子がいました。
親の雷鳥に3羽の子供達がひょこひょことついていく姿は、ほんとに可愛く微笑ましいです。

北穂高のテント場の雷鳥親子の微笑ましい様子です。


北穂分岐(8:45)

北穂分岐に到着です。
ここを左に進むと奥穂高岳となっていますが、その途中は難所続きで今の自分のレベルではとても攻略できそうにありませんが、いつかは制覇してみたいと思います。


 


北穂高山頂!(9:00)

北穂高山頂に到着です!

しかし、残念ながらまわりはガスで真っ白です。。。
仕方ないので、取りあえず山頂直下にある北穂高小屋に向かいます。


 


テラス席で天候回復を待つ(10:00)

北穂高小屋の前にはテラス席があり、天候が良ければ、大キレットから槍ヶ岳、常念山脈からの表銀座など絶景を眺めることができるのですが、残念ながら雲に覆われ全く景色が見えません。
ただ、雲の流れは早く、時折、写真のようにうっすらと山の姿も見える瞬間もあります。

下山時間には余裕があったので、天候回復を期待して、しばらくこのテラスでコーヒーでも飲みながら過ごすことにしました。

すると、隣席にさきほど南陵取り付き部の手前で転倒された男性が。。。

お話を聞くと、北穂高に登った後、涸沢岳を経由して奥穂高に行く予定だったとか。。。
ただ、悪天候のため、今日はそのまま下山するとのことでした。
北穂高から涸沢岳へのコースは、自分も興味があったので、いろいろとお話を伺いました。

いつか、自分も行きたいものです。

テラス席でコーヒーを飲みながら天候回復を待っていると常念岳の方向にある険しい岩場の山を登っているクライマーの方々が。
すごい所を登ってるな~ と思い、思わずビデオ撮影してしまいました。

こちらもテラス席でまったりしている時に見えた夫婦雷鳥です。


ついにその時が!(11:00)

テラス席で待つこと2時間!

ついにその時がやってきました。

上空が青空になったかと思うと目の前の雲がなくなり、突然、遥か遠くまで青空が広がり、大キレットの雄姿もはっきりと見えるようになりました。

残念ながら槍ヶ岳の姿は見ることができませんでしたが、雄大な景色を堪能することができ、満足です!

テラス席から見る槍ヶ岳、常念岳方面の景色です。


初めて見る大キレット(11:15)

初めて見る大キレットは、龍の背びれが遥か遠くまでずっと続いているようで、よくこんな所を通れるものだと思いました。
そんな中、このガスって周りが良く見えない天候の中を槍ヶ岳方面から大キレットを通ってくるツワモノ達が、次から次へと到着してきます。
中には、とてもこんなことをするようには見えないような女性の方もやってきます。

いや~すごい! でも、いつかは自分も挑戦してみたい!!

大キレットからの到着地点から撮影した景色です。


山頂でスイカ!(11:54)

この後も、天候回復を祈って山頂でぶらぶらしていると、ワンダーフォーゲル部と思われる方々の集団が登頂してきて、山頂で歌を歌い始めました。
ちょっと見慣れない光景だったので、正直びっくりしました。

その後、メンバーの一人がスイカを運んで登ってこられたようで、みんなでスイカを切って食べられていました。
そのうち、一人の方が自分のところにスイカを一切れもってこられ、「良かったらどうぞ」とのこと。
山頂でスイカは初めてだったのですが、これ、ホント想像以上にうまいです!

どこの方かわかりませんが、ありがとうございました!


 


下山開始(12:15)

12時まで山頂で天候回復を待っていたのですが、残念ながらこれ以上は無理と判断し、下山を開始しました。
快晴とは言えませんが、登りの時と比較するとかなり視界が良くなり、岩山もはっきりと見えました。

こんなところだったんだ~


 


ガレ場の合間から涸沢ヒュッテ(12:20)

ガレ場の合間から遥か遠くに涸沢ヒュッテが見えます。
登りでは全く見えなかったのですが、こうやって見ると結構、高度感のある危険な道だったんですね。。。


 


最低コル(12:30)

下山途中の道から、涸沢岳に向かう道の途中の最低コル付近が見えました。
目をこらして良く見ると、ここを通って涸沢岳に向かっている人が。。。

すごいですね~

北穂高から涸沢岳へ向かうクライマーの雄姿です。


常念岳の雄姿(12:40)

登りの時には全く見えませんでしたが、遥か彼方に常念岳の雄姿もはっきり見えます。

南陵付近から見た常念山脈と、急な坂を登ってくる団体の方々です。


遥か遠くにテント場(12:55)

ちょっと危ないトラバース道を通って鎖場に向かう途中、遥か遠くにテント場が見えました。

写真で見ると、真上から撮影したような感じですね。。。

こうしてみると、残雪の多さがわかります。


 


梯子を下る(13:15)

長い梯子を下ります。
こうしてみると、若干、高度感があるでしょうか?
さすがにこの時間は、全く人がいません。


 


涸沢小屋テラスで至福の時を過ごす(14:20)

下山を開始して約2時間、涸沢小屋に到着です!

下山したら、またヒュッテのテラスでおでんと生ビールセットを注文しようと思っていたため、ここではソフトクリームを食べるつもりでした。
が、行列に並んだ前の方の人が次々と生ビールと枝豆のセットをオーダーするのを見ていると我慢できなくなり、自分もオーダー!

おでんもいいけど、ビールにはやっぱり枝豆が一番!!

涸沢小屋付近から見たテント場です。土曜日ということもあり、朝方よりもかなりテントの数が増えました。


テントで一休み(15:00)

ちょっと疲れたので、テントで一休みです。
テントの中から目の前に広がる山々を見ながらまったり、贅沢な時間です。


 


ヒュッテテラスは大賑わい(16:00)

今日は、お盆休みに突入した最初の土曜日。
登山客も大勢やってきたようで、涸沢ヒュッテのテラスも登山客で大賑わいです。


 


夕食(17:00)

本日の夕食は、昨年とても美味しかった「香るチキンカレー」と「ふかひれスープ」です。
ただ、やはりご飯が昨年と違ったため、味はイマイチでした。

ご飯って重要だな~と、あらためて認識させられました。


 


夕焼けを待つ人々(18:00)

夕食後、涸沢ヒュッテのテラスに行くと、綺麗な夕焼けをカメラに収めようと山頂付近を見つめて待つ人が多くいました。

自分もしばらく待っていたのですが、残念ながら今日は綺麗な夕焼けを見ることはできませんでした。

この後、夜中にテントの外に出ると満天の星空が。。。

トイレに行って、帰りにしばらく星空を眺めようと思いヒュッテのテラスに行くと足元の暗がりからゴソゴソと物音が!
ビックリしてよく目を凝らしてみると、シュラフに入った人がテラスの床の上に寝ていました。
それも一人ではなくあちらこちらに数人いました。

テントを持たずに来た登山客が野宿でもしてるのでしょうか。。。

仕方ないので、テント受付近くの岩場に座って涸沢の最後の夜を惜しむように、しばらく星空を眺めていると流れ星が!
この後も数個の流れ星を見ることができました。

明日、帰りたくないな~

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3日目に続く

 

2018-01-07T17:04:48+00:00

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