今回は、部活では2回目の涸沢です!
今まで、私自身は、涸沢を4度訪れていたのですが、いつも2泊3日で中日に奥穂高や北穂高を登頂していました。
しかし、部活のメンバーは、まだ初級レベルのメンバーが多く、涸沢までは問題なく行くことができると思うのですが、さすがに奥穂高や北穂高は、まだちょっと危険かな~と思い、みんなが行けるようなものは計画したことがありませんでした。
ただ、涸沢カールの素晴らしい景色をみんなにも見てもらいたいと思い、今回は、涸沢までの往復のみを1泊2日で行くことにしました。
宿泊場所は、涸沢ヒュッテ!
今までは、ずっとテント泊でしか行ったことがなかったのですが、いつも涸沢ヒュッテの中の部屋や食事などは、どんなんだろうと思っていたので楽しみです。!
なので、今回は涸沢ヒュッテ内を詳細にレポートします!
涸沢ヒュッテ特集ページを新設しました!!
設備・部屋・食事など詳細情報満載、涸沢ヒュッテに宿泊予定の方は必見です!
夜行バス(22:30)
涸沢は長野県上高地の奥、約6時間ほど徒歩で歩いて行ったところにあります。
なので、上高地までは夜行バスを利用して行きます。
バスは、いつも「さわやか信州号」を利用。
「さわやか信州号」は、新宿の高速バスターミナルから出発するので、ターミナルの地下にある待合室で他のメンバーと待ち合わせます。
バスの発車時刻が近づき、乗車場所のアナウンスが流れたのですが、上高地行きのバスは今日は3台も出るらしい。
夏休みと紅葉時期のちょうど狭間の時期だったので、空いているかなと思ったのですが、いつもと同じ台数でした。
やっぱり、混雑しそうだな~
バスは、定刻通り22:30に新宿を出発。
しかし、日曜日の天候が良くない予報だったせいか、満席のはずのバス内には空席がたくさんありました。
「さわやか信州号」は、オンラインで予約できるのですが、決済やキャンセルは、出発時間の30分前まで可能なので、みなさん、予約だけしておいて、実際は決済しなかった人が多かったんでしょうね。。。
おかげで、空席に移動して、ゆったりと座って行けました。
上高地バスターミナル(5:30)
バスが上高地バスターミナルに到着したのは朝の5:30。
心配したほどの数の登山客はいませんでしたが、それでも多くの登山客が出発の準備をしていました。
東京では、まだ夏気分でしたが、ここはすっかり秋の気配で、気温も10度以下。
長袖の上着を一枚、上に羽織っていても少し寒かったです。
朝食(6:20)
荷物や服装の準備を済ませ、女性陣の特殊メイク(^^; が終わるのを待って、バスターミナル近くのベンチで朝食です。
自分は、出発前にあらかじめ買っておいた菓子パンです。
出発!(6:20)
朝食後、準備運動を済ませ、涸沢に向けて出発です!
大勢いた登山客は、ほとんど出発しており、ちょっと出遅れ感があります。
まあ、今日は山小屋泊。
テント泊のように場所取りする必要がないので、そんなに急いで行かなくても大丈夫です!
空は秋の気配(6:20)
空を見上げると青空にうろこ雲が綺麗に広がっていました。
秋が近いですね~
河童橋(6:25)
バスターミナルを出発して5分ほどで河童橋に到着。
川の水の色は、エメラルドグリーンで、その奥に穂高連峰が見えます。
何度見ても、この河童橋からの美しい景色には感動します
木漏れ日のキャンプ場(6:25)
河童橋からしばらく歩くと、小梨平キャンプ場を通過します。
朝日の木漏れ日が、木々の合間から差し込んできて、朝の清々しい空気の中、歩いていてとても気持ちいいです。
さすがにこの時期はキャンプをしている人は、ほとんどいませんでした。。。
明神岳(7:05)
河童橋から少し進むと左手に梓川が並走するようになり、その奥に明神岳が綺麗に見えてきます。
空は青空、気分がいいです!
美しい梓川(7:10)
登山道に並走する梓川は、目を疑うほどに透き通ったエメラルドグリーンに輝いており、本当に美しいです。
この川の美しさはいつ見ても心癒されます!
明神館(7:20)
バスターミナルから約1時間で明神館に到着。
我々同様に涸沢に向かう登山客が休憩を取っていました。
ここは、昼間は上高地の観光客で賑わっているのですが、さすがにこんな早朝には、登山客しかいないでようです。
古池(7:50)
明神館から少し進み、徳沢までのちょうど中間地点に「古池」があります。
水の透明度が高く鏡面効果もあり、神秘的な美しい場所です。
明神岳と梓川の並走続く(8:10)
明神館から次のチェックポイントの徳沢まで約1時間の道のりなのですが、登山道と並走するように明神岳と梓川が常に見えます。
とても美しい光景なので、歩いていてもとても気持ちいいです。
徳沢(8:30)
バスターミナルから約2時間、徳沢に到着!
徳沢にある「みちくさ食堂」は、ソフトクリームで有名です。
が、他のメンバーは、そんなに乗り気ではありません。
というのも、ここまでの道はずっと平坦で、汗をそんなに掻くこともなく、早朝ということで気温も低めだったので、「ソフトクリームを食べたい!」という気分になるには今ひとつだったようです。
取りあえず、帰路に食べることにしました。
新村橋(8:50)
徳沢からは、しばらく林間の道を進みます。
20分ほど歩いたところに新村橋があります。
パノラマコースを通って涸沢から下山した場合は、ここに出てくることになります。
前穂高(9:10)
新村橋を過ぎてしばらく歩くと、再び道の左手に梓川、その奥に前穂高を見渡せる絶景の歩きが続きます。
この辺りから、雲も少なくなり、青空が拡がるようになってきました。
横尾に到着(9:30)
バスターミナルから約3時間で涸沢までの中間地点の横尾に到着!
滑落事故多し(9:30)
横尾の入り口部分に登山道の案内板があります。
毎回、ここを通る時には確認しているのですが、尾根部分の道に手書きの付箋がたくさん貼ってあります。
カメラでズームして見るとよくわかるのですが、
「7/26 男 滑落」
「8/23 男 滑落 死亡」
う~ん、気を付けねば。。。
拡張工事(9:50)
ここから先、涸沢までトイレがないため、ここでトイレに行っておきます。
トイレの隣で工事中の棟を発見、トイレもしくは宿舎の拡張と思われます。
横尾大橋(10:10)
横尾山荘前では、多くの登山客が丸太のベンチに座って、休憩しています。
我々もここで少し休憩したのち、山荘の向かいの「横尾大橋」を渡り、涸沢に向かいます。
急な登山道(10:30)
横尾大橋からしばらくは平坦な道が続くのですが、その後、写真のような急な登山道になります。
道は写真のように岩が多く、ここまでずっと平坦な道しか歩いていなかったので、体が慣れるまでは少しきついです。
屏風岩(10:30)
国内最大級の岩場「屏風岩」です。
写真で見るとそんなに迫力がないかもしれませんが、生で見ると大迫力でアドベンチャー映画にでも出てきそうな情景です。
ここをロッククライミングで登る人もいるらしいですが、自分には信じられないです。。。
本谷橋(11:00)
横尾からの最初の休憩ポイント「本谷橋」に到着です。
この橋、結構揺れます!
怖い人は右下の川岸に設置されている小橋を通ることをおすすめします。
これからの急登に備えて、ここで一休みしました。
急坂(11:50)
本谷橋から先は、これまで以上の急坂になります!
道もガレ場状態で、メンバーのみんなも足場に気を付けながらゆっくりと登って行きます。
涸沢カール見える(12:15)
本谷橋から約40分、山の谷間の間から涸沢カールが見えてきました。
う~ん、まだあるな~
涸沢カールまであと少し(13:00)
急坂の後、ガレ沢のトラバースが終わり、しばらく樹林帯が続きます。
この樹林帯を抜けると写真のような岩場の間を沢が流れる少し開けた場所に到着します。
ここからは、涸沢カールがかなり近くに見えます。
よし、あと少しだ!
彩雲(13:30)
涸沢カールの直前で、上空を見上げると「彩雲」らしき雲が見えました。
肉眼では見えにくいのですが、サングラスを掛けた状態で見ると、はっきりと雲が虹色に輝いているのが見えます。
写真は、メンバーのKさんが撮影したものです。
ヒュッテ到着!(13:35)
上高地を出発して約7時間、ようやく涸沢ヒュッテに到着です!
ヒュッテテラス(13:40)
メンバー全員で絶景の感動を味わいたいと思い、若干遅れていたメンバーが到着するのを待って、ヒュッテのテラスに向かいます。
涸沢カールの絶景!(13:45)
涸沢ヒュッテのテラスに向かうと目の前に涸沢カールの絶景が飛び込んできます!
うわ~、すごい!!
初めてここを訪れるメンバーからも感嘆の叫び声が上がります!
涸沢を訪れるのは5回目の自分でも、苦労してここまで登ってきた後でこの光景を目にすると、思わず叫びたくなってしまいます。
それほど、このテラスからの景色は感動的です!
閑散とするテント場(13:45)
やはり夏休みと紅葉の時期の狭間とあって、テント場は閑散としています。
こんな空いているテント場を見るのは初めてです。
名物おでんと生ビール!(13:50)
絶景を堪能した後、ランチタイムです。
涸沢と言えば、涸沢ヒュッテ名物のおでんと生ビール!
これしかありません!!
メンバーのみんなと絶景を眺めながら、乾杯です!!
涸沢ヒュッテのテラスの売店には、おでん以外にもいろんなメニューがあります。
おでんは6品あり、おでん6品と生ビールや日本酒がセットになったものもあります。
自分は、いつも生ビールセットを注文しています。
メニューの詳細や涸沢ヒュッテの設備・部屋・食事などの詳細は、こちらの特集ページを参照してください。
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