この5連休はずっと天候が良いらしい。
こんな天気が良い休みに家にじっとしているなんてつまらない!
2日目の乾徳山に続き、どこかもう1か所、行きたい!
という気持ちが大きくなり、良い所を探していたところ、候補としてあがったのが、四阿山・根子岳と尾白川渓谷。
どちらに行くか迷ったのですが、この5連休ずっと天気が良く、気温も高いとのことなので、涼を求めて尾白川渓谷(おじらがわけいこく)に行くことにしました。
なので、今回も部活ではなく、元部下のYくんと二人でのオフトレです。
二人とも寝坊(10:00)
シルバーウィーク最終日ということで、前回よりも中央高速道路は、混雑しない予想。
なので、自宅を4時半に出発し、途中、Yくんを5時半にピックアップして行く予定にしました。
前日の夜、明日の早朝出発に備え、いつもより早目の22時ぐらいには就寝しました。
しかし、辺りがまだ暗いときに、なんとなく目が覚めて時計を見るとなんと出発予定時刻の4時半です!
目覚ましを3時45分にセットしていたのですが、時間だけを設定して、アラームをONにし忘れていたようです。
急いで身支度をし、家を出て車のガソリンを入れる頃には5時半近くとなり、LINEでYくんに到着が6時半近くになることを連絡。
急いで、車を飛ばしました。
いつもより高速を飛ばしていったので、予定より早く6時20分ぐらいにYくんをピックアップするポイントに到着。
しかし、Yくんはおらず、LINEの反応もない。。。
どうしたんだと思い、携帯に電話するも反応なし。
おいおい、まだ寝てるのか。。。
その後、何回か電話をし続けるも、全く反応なし。
そうこうしているうちに1時間近くが経過し、時刻も7時半近くに。
辺りはすっかり明るくなり、出勤に向かう人たちも多く見かけるようになりました。
もう、これ以上は待てないなと思い、最後の電話を掛けると、ようやく、Yくんが電話に出て、
すみません、目覚ましセットしていたのに、全然目が覚めませんでした。
どうしましょうか。。。
とのこと。
まあ、今日は中央道も混んでないだろうと思い、予定通り、尾白川渓谷に行くことにしました。
車中で、Yくんがスマフォの音量をMAXにして寝ていたのに、全く目が覚めなかったという信じ難い説明を聞きながら、中央道をひた走り。
予想通り、高速は全く渋滞していなかったので、10時には尾白渓谷駐車場に到着しました。
休日だというのにシルバーウィーク最終日のせいか、駐車場には、まだたくさん空きがありました。
売店とトイレ(10:00)
駐車場脇には、売店とトイレがあります。
トイレの手洗いのところに張り紙が貼ってあり、何が書いてあるのかと良く見ると、
「この洗面器で犬を洗わないで下さい」
とのこと。
確かに小型犬だと、ここで洗いたくなりそうだな~
出発(10:10)
トイレと準備運動を済ませ、早速出発です!
今日は、少し出遅れてしまったのですが、尾白川渓谷の周回コースは、それほど時間がかからないので、この時間に出発しても、まだ余裕です。
渓谷へは駐車場の奥の道を入っていきます。
道の入り口には、登山届の投函箱が設置されています。
その左には、「甲斐駒ケ岳登山口」と書かれた案山子のような木彫りが立っています。
ここから甲斐駒ケ岳にも行けるのか~
いつかは登ってみたい。。。
舗装された道(10:10)
駐車場から、しばらく舗装された道路を歩きます。
この奥に白州観光尾白キャンプ場があり、キャンプ場に車で行くにはこの道を通ります。
道はそれほど広くなく、車1台がぎりぎり通れるぐらいの狭いところもありました。
尾白キャンプ場(10:15)
駐車場から5分程度歩いたところにキャンプ場がありました。
キャンプサイトは木陰が多く、清流が傍を流れており、過ごしやすそうな感じがしました。
キャンプ場のすぐ先に管理棟と思われる売店があり、ここで尾白川渓谷のバッジを売っていたので、早速購入。
分岐点(10:16)
キャンプ場のすぐ先に日向山への分岐点があります。
ここを右に向かえば日向山へ行くことができます。
我々は、今日は左(というか真っ直ぐ)の尾白川渓谷へ向かいます。
竹宇駒ヶ岳神社(10:18)
分岐点からすぐのところに「竹宇駒ヶ岳神社」があります。
神社で、今日も怪我なくここに戻って来れることを祈りました。
吊橋(10:20)
神社のすぐ先に大きな吊橋があります。
吊橋の上からは、とても美しい渓流を見ることができます。
渓谷道スタート(10:22)
吊橋を渡って右に向かうと渓流沿いに渓谷道があります。
スタート地点には、写真のような大木が道を塞ぐように横に向かって生えています。
美しい景色に見惚れていると、ここで頭をぶつけてしまいます。
背の高い人は、気を付けてください!
意外と山道(10:23)
渓谷道は、名前から想像するようなのんびりと景観を楽しみながら歩ける道とは違い、意外と急な坂道です。
また、写真のように木の根が生えていたりしており、足元に注意が必要です。
尾根道への分岐点(10:24)
スタートしてすぐに尾根道への分岐点があります。
渓谷道に比べると尾根道は危険な箇所が少ないのですが、名前の通り尾根を通るので、滝を見ることができません。
なので、通常は帰路に尾根道を通るようです。
頼りなさそうな鉄の橋(10:25)
渓谷道には、所々に写真のような鉄の橋が架かっています。
この橋、時々、定員が書かれているものがあります。
中には定員3名とか書かれているものがあり、団体で来ているような場合は、どう考えても定員オーバーで渡りそうなものもありました。
千ヶ淵(10:30)
吊橋から10分ほどで最初の滝「千ヶ淵」に到着です。
今日はシーズンオフなのか、我々の出発時間が遅かったせいか、他には登山客が2名ほどしかいませんでした。
滝壺の水は、信じられないほど綺麗なエメラルドグリーンの色をしています。
少し上から撮影するとはっきりとその色がわかります。
夏休みとかは、多くの子供たちがここで水遊びをするみたいです。
キャンプ場からもすぐの場所なので、ファミリーで来るにはもってこいの場所ですね。
ここから登山道。。。(10:35)
千ヶ淵から先に向かう道の手前に看板が立っています。
「これより先は登山道につき登山装備でお願いします」
千ヶ淵までは、スニーカーやサンダルなどの軽装で来れないことはないのですが、ここから先は、ちゃんとした登山靴がないと厳しいです。
まあ、こんな道が続くのですから。。。
尾根道分岐点(10:45)
千ヶ淵から10分ほど登山道を登ったところに、また尾根道への分岐点があります。
渓谷道は、右へ進みます。
2番目の滝(10:50)
千ヶ淵から登山道を登り、再び同じぐらい下ったところに次の滝があります。
特に命名はされていませんでしたが、ここは滝の近くまで行けるようだったので、登山道から川岸に下りて向かいます。
傍で見ると流量が多く、迫力があります。
上流には、美しい渓谷美が広がっています。
尾白川渓谷、いいですね~
心、癒されます。
ちょっと危険な登山道(10:55)
滝から登山道に戻ると、道の先は急な坂となっており、山側には鎖が設置されています。
お~、こんな道は、さすがに普通の靴だと滑りそうだな~
アップダウンの繰り返し(11:00)
次の滝まで、また登りが始まります。
下の写真のように眼下に渓流が見えるようになるくらいまで登ったところで、再び下りが始まります。
1つの滝の鑑賞が終わる度に、このアップダウンの繰り返しのようです。
三ノ滝(11:05)
3番目の滝、「三ノ滝」に到着です。
ここも、滝の近くまで行くことができます。
この滝のすぐ上流に4番目の滝があります。
こちらは、登山道からしか見ることができません。
旭滝(11:20)
5番目の滝、旭滝に到着です。
しかし、看板は道端に立ってはいるものの、肝心の滝が見当たらない。
看板に向かって右方向に道らしきものがあったので、入って行くと川岸に出てました。
そこは、隠れ家のようなちょっとしたスペースがあり、男女のグループがランチを食べていました。
しかし、そこには目の前に滝らしきものはあったのですが、水量が少なく、とても「旭滝」に相応しい感じの滝ではありませんでした。
仕方なく、看板のあったところまで戻ると、看板の左奥にそれらしき道がありました。
進んで行くと岩場の上に出ました。
どうもこの先の大きな岩壁の左奥の方から滝の流れ落ちる音が聞こえてくるようです。
意を決して、岩場を下りて行き、岩壁の先まで行くと、左側に大きな水しぶきを上げて流れる滝が目の前に現れました。
これだ!
後を追うようにYくんもやってきて写真を撮っていました。
水しぶきがすごいので、防水でないカメラだと注意が必要です。
滑落注意(11:40)
旭滝から少し進んだところに「滑落注意!」の看板が立っています。
どうも、この辺りで過去に滑落して死亡事故が発生したようです。
良く見ると鎖が設置された道は幅が狭く、右側は切れ落ちた崖となっています。
ただ、初心者の方でも注意して歩けば、そんなに問題ない道です。
百合ヶ淵(11:45)
6番目の滝、「百合ヶ淵」です。
この滝は、登山道の遥か眼下にあり、近付くことができません。
鑑賞するには看板の立っている位置の崖の隙間から覗くしかありません。
それにしても、エメラルドグリーンの水の色が本当に綺麗です。
狭く歩きにくい道(11:50)
百合ヶ淵の先から、また登り道となります。
しかも写真のように狭く、木の根がたくさんあり、非常に歩きにくいです。
また、両手を使って登っていかなければならないような箇所もたくさんあります。
遭難レリーフ(11:55)
かなり登ったところで広い場所に出ました。
そこの道端に大きな岩があり、そこに写真のようなレリーフが埋め込まれていました。
見ると、このあたりで過去に子供が遭難したようです。
神蛇滝(11:58)
レリーフの直ぐ先に神蛇滝の鑑賞ポイントがあります。
写真の大きな岩の上が鑑賞ポイントなのですが、そこが道から少し離れているので、木の橋が架けられています。
木の橋を渡って石の上に立つと、遠くに美しい三段の滝が見えます。
この滝が神蛇滝です。
最終目的地へ(12:05)
神蛇滝の鑑賞ポイントからすぐのところに標識が立っています。
次は、いよいよ最終目的地の「不動滝」です。
ここが、帰路の際の尾根道への分岐点になります。
行く手を阻むもの(12:10)
ここまで登れば、もう後は楽な道だろうと思ったのもつかの間、ロープが設置されているような場所があったり、
道端の大きな倒木を越えていったりと、まだまだ楽に歩かせてはくれないようです。
遥か眼下に吊橋(12:25)
分岐点から20分ぐらい進んだところで、遥か眼下に橋らしきものが見えてきました。
また、あそこまで下るのか~
遠くに不動滝(12:30)
ちょうど橋の近くまで下ってきたところで、左奥に大きな滝が見えてきました。
この滝が、最後で最大の滝、「不動滝」です。
橋からの素晴らしい眺め(12:32)
不動滝へは、橋を渡って対岸から向かいます。
途中、橋の上からは、素晴らしい渓谷美を見ることができます。
尾白渓谷案内マップ(12:32)
橋を渡り切ったところに「尾白渓谷案内マップ」がありました。
かなり、年季が入ったマップです。
ファイト一発!(12:37)
橋を渡って左手前に道を下って行くと、不動滝の直ぐそばの川岸に出ました。
そこには大きな岩があり、その奥に不動滝の頭の部分が見えます。
大きな岩にはロープが張ってあり、滝の近くに行くには、これを使って登って行くしかありません。
岩の高さは、それほどでもないのですが、岩の表面が滝からの水しぶきで濡れて滑りやすく、非常に登り辛いです。
岩を登るYくんの雄姿です!
さながらオロナミンCのCMのようです!
写真は、登り切ったところから下を撮影したものです。
さすがにでかい!(12:40)
最大の滝ということもあり、間近で見るとかなり迫力があります。
折角なので、ロープを登り切った場所から、岩の間を通って、さらに近くまで行ってみました。
滝壺の近くまで来ると離れていても、すごい量の水しぶきが飛んでくるため、写真を撮るにも一苦労です。
いや~、すごい迫力です、来てよかった!
ランチタイム(12:50)
滝の近くだと、水しぶきが飛んできてゆっくりできないので、少し離れた岩場でランチタイムとしました。
普段、どのくらいの人がここを訪れるのかわからないのですが、休日だというのに我々二人しかいません。
この絶景を貸切できるとは、贅沢ですね~
さて戻るか!(13:25)
しばらく、滝のそばでまったりとした時間を過ごしていましたが、今日は、シルバーウィーク最終日。
そうです、考えたくないですが、明日からは仕事です。
あまり帰りが遅くなると、疲れが残るので仕方なく帰路を戻ります。
尾根道への分岐点(13:45)
尾根道への分岐点まで戻ってきました。
分岐点には、写真のような立札も立っています。
立札に従って、我々も尾根道に向かいます。
山道をひたすら下る(14:00)
尾根道からは、滝が全く見えないので、ただひたすら山道を下っていきます。
吊橋(14:15)
さすがに下りは早いです。
分岐点から30分ほどで、最初の吊橋まで戻ってきました。
渓流でまったり(14:20)
吊橋を過ぎてすぐのところで、川まで下りれる場所がありました。
帰るには、まだ時間の余裕があったので、ちょっと行ってみました。
川の水は、透き通るように透明でとても綺麗です。
Yくんは、川の真ん中で、まったりとタバコを吸っていました。
ラムネで乾杯(14:45)
駐車場に到着です。
車は、朝の半分ぐらいの数でしょうか。
本当は、ここでビールで乾杯といきたいのですが、今日もドライバー。。。
仕方なく、売店でラムネを買って乾杯しました。
尾白の湯(15:00)
駐車場から車で5分程度のところに森名水公園「べるが」という公園があります。
公園とはいっても、中はとても広く、キャンプ場や子供達が喜びそうないろんな施設が揃っています。
この公園の中に「尾白の湯」という温泉があるので、そこに向かいました。
温泉は、サウナや露天風呂も完備しており、とても広いです。
脱衣室や洗い場も広く、いつものような洗い場渋滞に会うこともなく、ゆったりと疲れを取ることができました。
その後、さすがにシルバーウィーク最終日とあって、空いている中央道を快適に走行し、東京への帰路に着きました。
尾白川渓谷、美しい渓谷美や迫力ある滝など、とても癒される場所でした。
登山道は、ところどころ注意して歩く必要がある場所がありますが、初心者でも問題なく行けるところだと思います。
次回は、紅葉が綺麗な時期に是非行ってみたいと思いました。
尾白川渓谷は、静かに渓谷美を満喫できる穴場の癒しスポット!
コメントする
You must be logged in to post a comment.