今回は、部活で毎年恒例になりつつある涸沢の山小屋泊りです!
今まで、私自身は、涸沢を何度も訪れていたのですが、涸沢の素晴らしさを他のメンバーにも
体験してもらいたいと思い、昨年初めて部活で訪れました。
ただ、昨年参加できなかったメンバーも多くいるため、今年も昨年同様、1泊2日で行くことにしました。
宿泊場所は、昨年同様、涸沢ヒュッテ!
なので、今回も涸沢ヒュッテ内を詳細にレポートします!
夜行バス(22:30)
涸沢は長野県上高地の奥、約6時間ほど徒歩で歩いて行ったところにあります。
なので、上高地までは夜行バスを利用して行きます。
バスは、いつも「さわやか信州号」を利用。
「さわやか信州号」は、新宿の高速バスターミナルから出発するので、ターミナルの地下にある待合室で他のメンバーと待ち合わせます。
バスの発車時刻が近づき、乗車場所のアナウンスが流れたのですが、上高地行きのバスは今日は3台も出るらしい。
夏休みと紅葉時期のちょうど狭間の時期だったので、空いているかなと思ったのですが、いつもと同じ台数でした。
やっぱり、混雑しそうだな~
バスは、定刻通り22:30に新宿を出発。
しかし、日曜日の天候が良くない予報だったせいか、満席のはずのバス内には空席がたくさんありました。
「さわやか信州号」は、オンラインで予約できるのですが、決済やキャンセルは、出発時間の30分前まで可能なので、みなさん、予約だけしておいて、実際は決済しなかった人が多かったんでしょうね。。。
おかげで、空席に移動して、ゆったりと座って行けました。
上高地バスターミナル(5:20)
バスが上高地バスターミナルに到着したのは朝の5:20。
辺りは薄暗く、霧がかかって周辺の山々などは一切見えませんでした。
う~ん、今日は天気悪いのかな~
ターミナル周辺には、すでに大勢の登山客が出発の準備をしていました。
東京では、まだ夏気分でしたが、ここはすっかり秋の気配で、気温も10度以下。
長袖の上着を一枚、上に羽織っていても少し寒かったです。
朝食(6:20)
荷物や服装の準備を済ませ、女性陣の特殊メイク(^^; が終わるのを待って、バスターミナル近くのベンチで朝食です。
ベンチの傍は、梓川の清流が流れ、対岸の奥には穂高の美しい山々が見える絶景スポットです。
こんな景色を眺めながら、朝食を食べれるなんて本当に贅沢だな~と思います。
自分は、出発前にあらかじめ買っておいた菓子パンです。
出発!(6:15)
朝食後、準備運動を済ませ、涸沢に向けて出発です!
大勢いた登山客は、ほとんど出発しており、ちょっと出遅れ感があります。
まあ、今日は山小屋泊。
テント泊のように場所取りする必要がないので、そんなに急いで行かなくても大丈夫です!
河童橋(6:20)
バスターミナルを出発して5分ほどで河童橋に到着。
川の水の色は、エメラルドグリーンで、その奥に穂高連峰が見えます。
何度見ても、この河童橋からの美しい景色には感動します
「ホームレス画伯」のテント(6:30)
河童橋からしばらく歩くと、、河童橋で油絵を描き続けている渡辺さんのテントがありました。
出来上がったばかりの作品なのか、テントの向かいの道路傍に油絵が立てかけてありました。
木漏れ日のキャンプ場(6:32)
渡辺さんのテントすぐ先にある、小梨平キャンプ場を通過します。
朝日の木漏れ日が、木々の合間から差し込んできて、朝の清々しい空気の中、歩いていてとても気持ちいいです。
さすがにこの時期はキャンプをしている人は、ほとんどいませんでした。。。
明神岳(7:00)
河童橋から少し進むと左手に梓川が並走するようになり、その奥に明神岳が綺麗に見えてきます。
空は青空、気分がいいです!
美しい梓川(7:05)
登山道に並走する梓川は、目を疑うほどに透き通ったエメラルドグリーンに輝いており、本当に美しいです。
この川の美しさはいつ見ても心癒されます!
明神館(7:10)
バスターミナルから約1時間で明神館に到着。
我々同様に涸沢に向かう登山客が休憩を取っていました。
ここは、昼間は上高地の観光客で賑わっているのですが、さすがにこんな早朝には、登山客しかいないでようです。
ここからは、明神岳も見えます。
古池(7:35)
明神館から少し進み、徳沢までのちょうど中間地点に「古池」があります。
水の透明度が高く鏡面効果もあり、神秘的な美しい場所です。
ちょうど空が曇っていたせいか、今日は鏡面効果が今一つでした。
明神岳と梓川の並走続く(8:10)
明神館から次のチェックポイントの徳沢まで約1時間の道のりなのですが、登山道と並走するように明神岳と梓川が常に見えます。
とても美しい光景なので、歩いていてもとても気持ちいいです。
土砂崩れ(7:50)
しばらく進むと土砂崩れが起きた個所があり、木の柵で歩道に土砂が流れ込むのを防いでいました。
徳沢キャンプ場(8:05)
バスターミナルから約2時間、徳沢に到着!
ここには、木々に囲まれた広々としたキャンプ場があります。
みちくさ食堂(8:05)
キャンプ場のすぐ先にある「みちくさ食堂」は、ソフトクリームで有名です。
ただ、早朝ということで気温も低めだったので、「ソフトクリームを食べたい!」という気分になるには今ひとつです。
昨年同様、帰路に食べることにしました。
新村橋(8:25)
徳沢からは、しばらく林間の道を進みます。
20分ほど歩いたところに新村橋があります。
パノラマコースを通って涸沢から下山した場合は、ここに出てくることになります。
前穂高(8:40)
新村橋を過ぎてしばらく歩くと、再び道の左手に梓川、その奥に前穂高を見渡せる絶景の歩きが続きます。
この辺りから、雲も少なくなり、青空が拡がるようになってきました。
土砂崩れ、再び(8:55)
しばらく進むと、また土砂崩れが起きた個所がありました。
ここ最近、雨が多かったせいか、地盤が緩んでいるのかもしれません。
横尾に到着(9:12)
バスターミナルから約3時間で涸沢までの中間地点の横尾に到着!
滑落事故多し(9:13)
横尾の入り口部分に登山道の案内板があります。
昨年までは、案内板の尾根部分の道に手書きの付箋で滑落事故があった場所を記載していたのですが、今年は、立派な看板で事故の詳細を掲示していました。
こうやって見ると、あらためて事故の多さを思い知らされます。
我々も、気を付けねば。。。
新設トイレ(9:16)
ここから先、涸沢までトイレがないため、ここでトイレに行っておきます。
すると、昨年までトイレの隣で工事中だった棟が完成していました。
棟は予想通り、新しいトイレでした!
混雑期は大渋滞だった女子トイレも、これで解消されるかもしれませんね。
横尾大橋前で休憩(9:18)
横尾山荘前では、多くの登山客が丸太のベンチに座って、休憩しています。
我々も、横尾大橋前のベンチに座って、休憩としました。
我々もここで少し休憩したのち、山荘の向かいの「横尾大橋」を渡り、涸沢に向かいます。
横尾大橋(9:40)
休憩後、「横尾大橋」を渡り、涸沢に向かいます。
平坦な山道(9:53)
横尾大橋から、しばらくは写真のような平坦な山道が続きます。
急な登山道(10:00)
横尾大橋からしばらくは平坦な道が続くのですが、その後、写真のような急な登山道になります。
道は写真のように岩が多く、ここまでずっと平坦な道しか歩いていなかったので、体が慣れるまでは少しきついです。
屏風岩(10:20)
国内最大級の岩場「屏風岩」です。
写真で見るとそんなに迫力がないかもしれませんが、生で見ると大迫力でアドベンチャー映画にでも出てきそうな情景です。
ここをロッククライミングで登る人もいるらしいですが、自分には信じられないです。。。
本谷橋(10:50)
横尾からの最初の休憩ポイント「本谷橋」に到着です。
この橋、結構揺れるので、怖い人は右下の川岸に設置されている小橋を通ることをおすすめします。
これからの急登に備えて、ここで一休みしました。
急坂(11:05)
本谷橋から先は、これまで以上の急坂になります!
道もガレ場状態で、メンバーのみんなも足場に気を付けながらゆっくりと登って行きます。
ガレ沢のトラバース(12:05)
本谷橋から1時間ぐらい登山道を進んだところに、山肌に無数の落石がある個所があります。
ここは、落石の上を浮石に気を付けながら慎重に進む必要があります。
涸沢カール見える(12:20)
本谷橋から約80分、山の谷間の間から涸沢カールが見えてきました。
う~ん、まだあるな~
涸沢カールまであと少し(12:50)
急坂の後、ガレ沢のトラバースが終わり、しばらく樹林帯が続きます。
この樹林帯を抜けると写真のような岩場の間を沢が流れる少し開けた場所に到着します。
ここからは、涸沢カールがかなり近くに見えます。
よし、あと少しだ!
屏風の耳(13:30)
登山道の左後ろに尖った山が見えます。
これが、屏風の耳です。
屏風の耳は、昨年の紅葉時期に登りました。
とても眺めの素晴らしい場所でした。興味がある方は、こちらをご覧ください。
ヒュッテ到着!(13:35)
上高地を出発して約7時間半、ようやく涸沢ヒュッテに到着です!
涸沢カールの絶景!(13:40)
涸沢ヒュッテのテラスに向かうと目の前に涸沢カールの絶景が飛び込んできます!
うわ~、すごい!!
初めてここを訪れるメンバーからも感嘆の叫び声が上がります!
涸沢を何度も訪れている自分でも、苦労してここまで登ってきた後でこの光景を目にすると思わず叫びたくなってしまいます。
それほど、このテラスからの景色は感動的です!
名物おでんと生ビール!(13:45)
絶景を堪能した後、ランチタイムです。
涸沢と言えば、涸沢ヒュッテ名物のおでんと生ビール!
これしかありません!!
メンバーのみんなと絶景を眺めながら、乾杯です!!
涸沢ヒュッテのテラスの売店には、おでん以外にもいろんなメニューがあります。
おでんは6品あり、おでん6品と生ビールや日本酒がセットになったものもあります。
自分は、いつも生ビールセットを注文しています。
メニューの詳細や涸沢での宿泊の詳細は、こちらのページを参照してください。
チェックイン(14:35)
ランチの後、本日の宿泊場所の涸沢ヒュッテにチェックインです。
ヒュッテの受付は、テラスの真下にあります。
受付の横は、売店となっており、ヒュッテのグッズがたくさん販売されています。
手ぬぐい、バンダナ、スタッフバック
各種絵葉書や、バッチ、Tシャツなどさまざまグッズがあります。
また、ヘルメットのレンタルも1日1000円で行っています。
受付近くには、1回100円(宿泊者は無料)の充電コーナーがあります。
スマフォの利用が欠かせない自分にとっては、ありがたいサービスです。
また、その横には衛星回線を利用した電話機(初回300円で45秒通話可能)も設置されていました。
涸沢は携帯の電波がほとんど入らない場所なので、どうしても電話連絡が必要な方には便利なサービスです。
その他にも温かい飲み物やペットボトルなども販売されています。
宿泊煉(14:45)
昨年同様、我々の宿泊煉は、別館です。
別館は、ヒュッテの中で一番カールに近い場所にあり、ヒュッテのテラスがある場所からカールに向かって左方向の裏道を進むと入口があります。
別館は2階建てで、土間を上がったところに部屋の案内図が張ってあります。
各部屋には山の名前が付けられているようで、今日の我々の部屋は、2Fの「アイガー」です。
部屋は、廊下の左右に2部屋ずつと奥に1部屋あります。
狭い階段を上がると、我々の部屋があります。
部屋は、写真のようにオープンスペースとなっており、布団が5人分、用意されていました。
荷物は、奥の木棚の上に入れられるようになっています。
部屋の壁に注意書きが記載されています。
消灯は9時、朝は8時までに部屋を出ないといけません。
散策(15:05)
夕食(17:00~18:00)まで時間があったので、周辺の散策に出かけました。
僅かな雪渓(15:00)
ヒュッテからテント場に向かって少し下った場所から左方向へ道があり、そこから雪渓に行くことができます。
昨年は、例年よりも雪解けが遅かったようで、雪渓が、かなり広範囲に残っていたのですが、今年は、写真のようにほとんど残っていませんでした。
涸沢小屋へ(15:05)
まだ時間があったので、向かいの山の上にある涸沢小屋に向かうことにしました。
涸沢小屋(15:05)
涸沢小屋でも、ヒュッテと同様に売店があり、ラーメンや生ビールなども売っています。
また、ここでは、ソフトクリームも売っています。
生ビールは、800円です。
枝豆とセットになったものもあり、こちらは1000円になります。
体が冷えた方のために、ホットカルピス(300円)も販売されています。
ヒュッテ到着!(13:35)
上高地を出発して約7時間半、ようやく涸沢ヒュッテに到着です!
本日、2杯目(15:25)
涸沢小屋の前には、涸沢ヒュッテと同じようにテラスが設置されており、ここからテント場やカールを眺めることができます。
さっき、ビールを飲んだばかりなのですが、ここでも生ビールセットを注文!
日が陰って、ちょっと、気温が下がってきたのですが、構いません。
この絶景を目の前にして飲むビールは最高です!
夕食(17:00)
部屋に戻って、夕食の時間までまったりと過ごしました。
夕食は、受付の奥にある階段を下りたところにあります。
17:00~18:00の好きな時間に行けば良かったのですが、お腹も空いて他にすることもなかったので、10分前に向かいました。
受付に行くと、そこにはすでに10人以上の列が出来ており、その後ろに並びました。
17時になると、すぐに食堂に通され、グループごとに空いている席に通されました。
夕食は、写真のような内容で、山小屋としては良い方だと思います。
昨年は、生ビールはないと思っていたのですが、他の人が注文しているのを聞いて、自分も思わず、注文!
本日、3杯目。 高山病にならないか、ちょっと心配です。。。
満天の星空(1:00)
食事の後、登山の疲れと3杯のビールが効いたのか、すぐに布団に入って寝てしまいました。
しばらく寝入った後、物音に目が覚めると、昨年同様、カメラに詳しいKさんが星空の撮影に出かけるところでした。
自分も見たいと思い、後を追いかけるようにヒュッテのテラスに向かいました。
空を見上げると、無数の星が輝いているのが見えました。
残念ながら、雲一つない満点の星空とまではいきませんでしたが、十分、感動できる星空でした。
この後、その美しさにしばらくぼ~と星空を眺めていました。
都会では味わえない素晴らしい時間です。
写真は、昨年、Kさんが魚眼レンズを使用して撮影したものです。
綺麗ですね~
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