~へたれ部長の登山・トレッキング備忘録~

第86回:3泊4日 折立~雲ノ平~新穂高縦走 2日目 ~ 薬師峠→雲ノ平 ~

/第86回:3泊4日 折立~雲ノ平~新穂高縦走 2日目 ~ 薬師峠→雲ノ平 ~

日程 2017年8月20日~23日 参加メンバー 1名
スタート地点 薬師峠キャンプ場 ゴール地点 雲ノ平キャンプ場
最高標高 2550m コース標高差 710m
歩行距離 約9.6km 歩行時間 約6時間
行程 三泊四日(2日目) 宿泊場所 雲ノ平キャンプ場

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~ 2日目 ~

二日目は5時に出発の予定だったので、4時に起床すべく目覚ましをセットしていたのですが、3時頃に外の物音で目が覚めました。
テントから外に出ると、まだ真っ暗な中、学生の団体が、テントの撤収作業を行っていました。

早いな~と思いつつ、まだ真っ暗だったので、もうひと眠りすることに。。。
 


テント撤収(4:30)

気が付けば、4時を過ぎており、辺りは若干、明るくなってきていました。
急いで、洗面、トイレを済ませ、朝食の準備をしました。
朝食は、手早く簡単に済ませられるように、フルグラ+スキムミルクです。
カロリー不足にならないように2食分の量です。
その後、荷物を片付け、テント撤収が終わるころには、5時を過ぎてしまっていました。

まあ、今日の行程は時間的に余裕なので、いいか。。。


 


雲ノ平へ向けて出発(5:20)

さあ、待望の雲ノ平へ向けて出発です!
昨日、通った道を戻り、太郎平小屋へ向かいます。
残念ながら、空は若干、薄曇りです。。


 


分岐点(5:50)

太郎平小屋前では、宿泊者と思われる多くの登山客が、出発の準備を行っていました。

雲ノ平へは、小屋の左側の道を進みます。
道は木道で歩きやすく、小屋から少し進んだところに分岐点があります。

右側は、黒部五郎岳への道です。
雲ノ平へは、左側の薬師沢への道を進みます。


 


木橋(5:54)

分岐点を少し進むと木道が終わり、急な下りとなったかと思うと、写真のように小さな川があり木の橋がかかっていました。


 


気持ちの良い木道歩き(5:56)

木の橋を渡って、少し登りがあった後、また木道の道になりました。

振り返れば、遠くに太郎平小屋が見えます。

その右側には、薬師岳の姿が。。。
この辺りは水たまりが多く、高山植物も豊富で、さながら雲ノ平にあるスイス庭園のようでした。


 


急な下り坂(6:00)

庭園を過ぎると、急な下り坂となります。
右奥に川が見えるのですが、あそこまで一気に下ります。


 

下りになると木道は、すぐに終わり、写真のようなガレ場が続きます。
不安定な岩が多いため、慎重に下っていきます。


 


川を渡る(6:27)

30分弱の下りが終わり、川に到着です。
川では赤い帽子を被った男性が休憩をしていました。
※この後、この男性とは、再度、びっくりする時間に再会することに。。。

自分も、川岸に下りて少し休憩をしました。


 


木道続く(6:50)

橋を渡って、少し急な道を登ると、再び、木道が始まります。
ここからしばらくは、平坦な道が続きます。

時折、先ほどのような橋を渡る箇所もあり、早朝の澄んだ空気の中、気持ちの良い歩きが続きます。


 


黒部五郎岳(7:40)

1時間ぐらい進んだ頃に写真ように開けた気持ちの良い場所に出ます。

この頃には、空も青空が広がり、右手奥を見上げるとでっかい山が!

黒部五郎岳がその雄姿を現しています!

天気も良くなってきて、テンションも上がってきました!


 


薬師沢小屋到着!(7:45)

先ほどの場所を過ぎると急な下りとなり、目の前に小屋の屋根が見えてきました。

薬師沢小屋に到着です!

小屋の前には多くの飲料水が水の中で冷やされていました。

その横には、「おいしい水、無料です!!」との看板が。。。
右の似顔絵は小屋のご主人でしょうか?


 


急登に向け準備(7:50)

ここから先は、今回の行程でもっともキツイと予想される急登です。
小屋前の休憩場所で準備してきた行動食で栄養補給をします。
多くの登山者が同じように急登に備え、休憩しています。


 


吊り橋(8:10)

休憩場所の目の前に吊り橋が架かっており、まずはこの吊り橋を渡って対岸に向かいます。


 

吊り橋は人ひとりが渡るのがやっとぐらいの幅しかありません。

足を踏み外さないように慎重に渡ります。

橋を渡り切ったところで、すぐに写真のような鉄の梯子を下ります。


 


増水・平水時の分かれ道(8:12)

梯子を下りた箇所に看板があり、増水時平水時の道が指示されています。

平水時は、川岸を歩き、

増水時は、目の前の崖を登ります。

今日は平水なので、川岸に下ります。

川岸からは、先ほど渡った吊り橋全体が見えます。
川の水はエメラルドグリーンでとても綺麗です。

この川は黒部の源流から流れてきたものです。


 


分岐点(8:15)

川岸を少し歩くとすぐに岩場を登る方向へ矢印が。

岩場を登ると高天原雲ノ平との分岐点の立て札があります。
雲ノ平の文字の後ろには「直登」の文字が。。。

真っすぐ登って行くってことね。


 


長~い梯子(8:16)

分岐点から雲ノ平方面に向かうとすぐに長~い鉄の梯子が現れます。

最初からこれか~

この先、どんな道が待っているのか。。。

 


直登&急登の連続(8:26)

梯子を登り切ってからも急な山道が続きます。
最初は、土の道でしたが、すぐに写真のような大きな岩がごろごろした道へと変わります。
しかも、岩による段差が大きい箇所があるため、両手両足を使って、這い上るように登っていく必要があります。

しかも、テント泊装備を背負ってとなると、かなりキツイです。


 


延々と続く急登(8:50)

同じような岩場の道が延々と続きます。
少し登っては休みの繰り返しで、少しずつ登って行きます。

途中、昨夜テント場にいた学生の集団を何組か追い抜きました。

しかし、辺りは、相変わらず眺望のない樹林帯が続き、どこまで登っているのかさっぱりわからない状態です。


 


登り終了!?(9:50)

分岐点から約1時間半、道が木道となり、頭上に青空が広がってきました。

やった~、終わりか~!!

木道を少し歩いたところに休憩場所があり、学生の先頭集団らしきメンバーが休憩をしていました。
自分もここで一休みです。

登ってしまえば、意外と短かったような気もします。
両手両足を使っての登りだったので、意外と足への負担は少なかったかもしれません。
どちらかというと昨日の太郎平小屋までの登りの方が長かった分、辛かったです。


 


アラスカ庭園(10:20)

休憩後に木道を進むと、いきなり先ほどと同じような樹林帯の登りが始まりました。

まじか、もう終わりじゃなかったのか~

10分程度、樹林帯の中を登り、ようやく平坦な木道になりました。

そして、開けた場所が目の前に現れました。

ここが雲ノ平の「アラスカ庭園」です!!

正面には、水晶岳祖父岳

左手には薬師岳が綺麗に見えます。

天気も最高!
テンションが上がります!


 


アラスカ庭園~奥日本庭園(10:50)

雲ノ平の素晴らしい景色を眺めながらの歩きが続きます。

木道の周りにはチングルマの花が咲き乱れ、とてもきれいです。


 

後ろを振り返ると薬師岳太郎平小屋

目の前には、水晶岳祖父岳が迫ってきます。

 


奥日本庭園(10:55)

奥日本庭園に到着です。

この辺りが、一番広々として、360度、どこをみても雄大な山々が連なる景色を見ることができます。

最高、来て良かった~!!

 


祖母岳分岐点(11:00)

奥日本庭園を過ぎて、道は右手方向に若干、下っていきます。
写真、右側の山は、祖母岳になります。

祖母岳への分岐点では、荷物をデポして祖母岳を登っている登山者が数名いました。
自分は、とりあえず、雲ノ平山荘を目指します。

 


雲ノ平山荘到着!(11:10)

分岐点を過ぎると真っすぐな木道の先の奥に水晶岳が現れてきました。

素晴らしい景色です!!

木道を進んでいくと、右手の丘の上に雲ノ平山荘が見えてきました。

ようやく山荘に到着です!


 


ランチタイム(11:30)

山荘の受付でテント泊(¥1,000)夕食(¥2,600)の予約をして、食堂でランチタイムです。

食堂には、メニューが書かれたボードが、壁に掲げられていました。

食事は、

    ・カレーライス ¥1,100
    ・ラーメン(しょうゆ) ¥1,000 (塩豚骨) ¥1,000
    ・トマトパスタ ¥1,000
    ・台湾風チキンライス (並)¥800 (小)¥500
    ・焼きそば ¥800
    ・おでん ¥800
    ・白いごはん ¥300

でした。

他にも飲み物やデザートなど都会の喫茶店と遜色ないメニューです。


 

また、「Bar Menu」と書かれたボードには、

<ビール>
 ・特選4種
    ・よなよなエール ¥850
    ・白濁(しろにごり) ¥850
    ・インドの青鬼 ¥850
    ・信州のナチュラル ¥900
 ・一番搾り (大)¥850 (小)¥650

と、他にもワイン、日本酒、ウィスキー、焼酎などなんでもありです。

すごい!

まず、食事は、昨日ラーメンだったので、今日はカレーに決定!

それと、飲み物は、、、ビールは決まっているのですが、どれにするか。。。
名前だけでは、どんなビールかわからないので、説明を読むと
よなよなエール」の説明に「日本のビールの歴史を変えた金賞受賞ビール」との記載が。

これは、一度、飲んでみないといけないと「よなよなエール」をオーダーしました。

カレーは準備に時間が少しかかるようなので、テーブル席に座り、

まずは、ビールで今日も無事にここまで来れたことに乾杯!

食堂内席からは、窓越しに雲ノ平の絶景を堪能できます。

本当に至福の時です!

ビールを飲んでいる途中で、缶の裏側にに「かおり道」が書かれていることに気付きました。

 1.目をとじて、静かに1分間正座
 2.肩の力を抜いて、3回深呼吸すべし
 3.まず勢いよく、そして静かにグラスに注ぐ
 4.慌てず、漂う「かおり」を鼻からスーッと吸う

 もうひとりの私に出逢う極意なり。

う~ん、もっと早く気付いていれば。。。

ほどなくして、カレーができあがりました。

こちらもスパイスの効いたとても美味しいカレーでした。
昨日のドライフーズとは、やっぱり格が違います。

これは、夕食にも期待がかかります!


 


キャンプ場へ向けて(11:50)

お腹もいっぱいになり、早速、キャンプ場へ向かいます。
山荘からキャンプ場までは、20分ほどかかります。
しかし、この雄大な景色の中、木道の周りにはさまざまな高山植物も咲き乱れており、歩いていても全く辛くありません。

振り返れば、山荘がかなり遠くになってきました。


 


水晶・三俣への分岐点(12:05)

山荘から15分ほどで、キャンプ場と水晶・三俣方面との分岐点にやってきました。

左の水晶・三俣方面への道の先には、水晶岳の雄姿が大きく迫って見えます。


 


閑散としたキャンプ場(12:10)

キャンプ場に到着です!

キャンプ場の奥には、祖父岳が聳え立っています。
まだお昼ということもあり、キャンプ場は閑散としていました。
まだ、4張程度でしょうか。。。

しかし、その中の1張は、昨日の学生団体でした。

またか。。。

まあ、昼間はうるさいですが、夜は静かなのでいいか。


 


テント設営(13:00)

これだけ空いているとどこに設営するか、迷います。
遠くからキャンプ場全体を見渡していると、右端上の方に奥まった場所に岩がほとんどない平地がありました。

あそこいいんじゃない?

水場からは、若干、離れていましたが、水場へは1回行けばいいと思い、静けさおよび雲ノ平の眺望の良さからそこに決めました。

実際に行ってみると3張ぐらいは張れそうな広さがあり、地面も整地されたいい場所です。

早速、テントを設営!


 


キャンプ場内を散策(13:05)

テント設営が終わったので、キャンプ場内を散策です。

まずは、水場の確認。
水場は、キャンプ場の左最上部をさらに進んだところにありました。

昨日の薬師峠キャンプ場とは違い、大量の水が管から流れ出しています。
流れ出る水を手を溜めて飲んでみると冷たくて美味しい!
夕食が終わったら、汲みに来たいと思います。

その後、トイレへ。

トイレは100円のチップ制になっており、

入り口は左右に分かれているのですが、中では一緒になっており、男女の区別はありません。
男子用の小便が入り口のすぐ裏側にあり、その反対側に男女兼用の和式便所が三つか四つ(はっきり覚えてません)ありました。

 


雲ノ平散策(14:30)

キャンプ場の散策が終わり、しばらくテント内でまったりと過ごしました。

夕食の時間が17時からだったので、その前に雲ノ平の散策をしようと思い、まだ少し早いと思ったのですが、散策に出かけることにしました。

まずは、水晶・三俣方面への分岐点まで向かいます。
道端には、さまざまな高山植物を見ることができます。


 


スイス庭園(14:50)

分岐点から水晶・三俣方面へ向かうとスイス庭園への分岐点があります。
ここをに向かいます。

太郎平小屋を出発してからすぐの場所と同じように小さな水たまりが多くあり、バックの壮大な山の景色と相まってスイスの情景のようです。


 

右を見ると明日登る予定の水晶岳が目の前に迫って迫力があります。

さらに木道を進むと見晴らしの良い場所にたどり着きました。

ここからは、高天原方面の景観がとても綺麗に見えます。

また、辺りにも高山植物が咲き乱れており、とても綺麗です。

 


夕食(17:00)

スイス庭園の素晴らしい景色をしばらく眺めた後、周辺を散策しながら山荘へと向かいます。

山荘で、まったりしていると、17時の夕食の時間となりました。
夕食は、石狩鍋をアレンジした「粕汁鍋」のようです。
酒粕をベースにしたお汁に,ニンジン、ゴボウなどの野菜と鮭の切り身が入ったお鍋です。

正直、2600円も払って、これだけなのという印象でした。

お昼のメニューが洋食風だったので、こんな純和風な夕食とは思わず、ちょっとショックでした。

ただ、味は美味しかったです。

 


キャンプ場に戻る(17:20)

夕食が終わり、キャンプ場へと戻ります。
この頃には、日もかなり落ち、西の空が若干オレンジ色に染まってきました。

ここで、キャンプ場に戻る途中、今朝、太郎平小屋から出発して最初の橋のところで出逢った赤い帽子の男性が、ゆっくりと前を歩いているのに気が付きました。

え~~~?!

あれから11時間ぐらいは経っているでしょうか。。。
コースタイムの倍以上かかっていることになります。

キャンプ場に戻ると、到着時に比べるとテントの数は増えていましたが、25弱程度の数しかなく、今日もゆったりと過ごせそうです。

 


夕日を鑑賞(18:20)

水場で水を補給して、キャンプ場に戻ります。
ちょうど、夕日が沈む頃だったので、テントの外でぼ~っと夕日を眺めていました。
このまったりとした時間が、自分は大好きです。

欲を言えば、冷えた生ビールがあれば最高だったのですが。。。

夕日を眺めていると、一人の女性が自分のサイトまでやって来られ、夕日を写真に納められています。
少し遠慮がちに撮影されていたので、良かったらこちらで撮られてもいいですよとサイト内の眺めの良い場所をすすめました。

その女性は、大町に住んでおられる方で、一人でテント泊装備で、裏銀座方面から水晶岳を通って、今日、雲ノ平まで来られたとのこと。

すごいですね~

明日は、高天原の露天風呂までピストンされるとのこと。

実は、自分も明日(火)は、低気圧の通過で天候が崩れるとの予想から高天原の露天風呂へ行く計画をしていました。

その話を女性にすると、「行きましょう!」と強く誘われ、悩みました。

ただ、高天原へ行く行程を追加するのは、水~金までの天候が良かった場合にのみ意味があることだったのと、木曜日の帰りのバスを予約済みだったので、一晩、考えることにしました。

その女性は、雲ノ平の後に三俣 → 笠ヶ岳 → 新穂高と進むようでした。

夜中に目が覚めるとテントの上部がピカピカとフラッシュのように時々、光っています。
誰かが、フラッシュを付けて写真を撮っているのかと思い、テントから外に出ると高天原方面の上空の雲が雷で時々光っているようです。

う~ん、この様子だと、明日は嵐か。。。

その後、一旦、眠りに着いたのですが、2時頃に、また目が覚めました。
天候は、どうかと思い、テントから出て上空を見上げると星が見えます。

これなら、明日晴れるかも。。。

早速、デジカメで撮影してみました。
ちょっと、まだ夜空の撮影方法を確認していなかったので、あまり綺麗に撮影できませんでしたが。。。

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3日目に続く

 

2017-10-21T16:09:24+00:00

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