今回、同じ会社のOくんの登山デビューということで、元々は「日光白根山」を予定していました。
しかし、今週末は、関東・甲信越の山々はすべて雨の予報で、前日までは中止の予定でした。
しかし、前日の金曜日に予報を見ると栃木県の山々は、なんとか曇りの予報、ただし、日光白根山は強風で気温も低い予報が出ていました。
今回の登山は、時期的に紅葉が見頃の山を登る予定だったので、天候が良く紅葉が綺麗そうな山を探していたところ、那須と安達太良山が候補としてあがりました。
同行するYくん含め、3人で相談したところ、安達太良山は、ちょっと遠いということで那須に決定!
駐車場到着(9:00)
待ち合わせは、いつもの石神井公園駅に6:10。
Oくんが、初めてということもあり、待ち合わせ場所にちょっと迷いましたが、無事合流し、那須に向けて出発!
しかし、紅葉シーズンで関東・甲信越近辺では、栃木県方面以外はすべて雨の予報だったため、高速道路は、思った以上に車が多く、あまりスピードを出すことができません。
それでもなんとか、8時半ぐらいには那須IC近くまで到着したのですが、車のフロントグラスには、雨粒が。。。
え~、予報では曇りじゃなかったのかよ~~~!!
那須の山々も厚い雲に覆われ、その姿を見ることができません。
しかし、ここまで来たら、後戻りはできないので、とりあえず、登山道入り口に向かいます。
小雨が降る中、登山道入り口の駐車場に着いたのは9:00頃。
こんな天候では、登る人も少ないだとうと思ったのですが、意外と駐車場は車が満杯であと数台しか空きがありませんでした。
同じような考えで来た人も多かったようです。
取り敢えず、駐車場には停めてみたものの、さあ、どうしよう。。。
車の中でみんなと相談し、まずは、予報を再確認することに。
すると、お昼ぐらいまでは、小雨が降る予報に変わっていました。
雨雲レーダーを見ると、あと少ししたら、一旦、雨が小止みになりそうとのことだっだので、少し待って、スローペースで登って、天候の回復を待とうとのことで意見が一致しました。
登山開始!(9:30)
30分ぐらい、車の中で待つと雨が霧雨のような状態になったので、登山開始です!
先ほどまでは、稜線すらあまり見えなかった山も、はっきりと見えるようになりました。
駐車場奥の登山口から山に向かいます
登山届(9:40)
登山口からすぐのところに登山届の提出用のボックスが設置されています。
ここで、登山カードに必要事項を記入して投函します。
登山口(9:45)
登山届の提出ボックスからすぐのところに鳥居があります。
ここが登山道への入口になります。
登山口からすぐ入ったところには、赤い帽子を被った狛犬もありました。
舗装された坂道(9:50)
登山道に入るとすぐに岩で舗装された坂道が続きます。
紅葉(9:55)
その後、舗装道は終わり、背の高い林の中の山道を登って行きます。
この辺りも、紅葉は若干、終わりに近づいている感じでした。
10分程度登ると、急に道が開け、写真のように岩がごろごろしたガレ道に変わります。
ここからは、山頂付近も見えます。
紅葉真っ盛りなのですが。。。(10:10)
登山道の右手には紅葉真っ盛りの朝日岳があるのですが。。。。
この天候です、残念ながら、はっきり見えません。
帰路に期待するしかありません。
(※今日は、この期待が、見事に的中しました!!)
峠の茶屋避難小屋(10:30)
朝日岳と那須岳の分岐点に位置する峠の茶屋跡に到着です!
ここは、地形の関係から大変風が強いところらしく、10月から5月にかけては、想像を絶するほどの風が吹くことがあり、過去には、登山者が飛ばされて遭難したこともあるそうです。(^^;
今日は、そんなに強風ではありませんでしたが、霧雨が降りしきる中、気温もかなり低かったので、小屋の中で暖を取られている方が多かったです。
霧雨の中、牛ヶ首を目指す(10:35)
ここに長居をしても仕方ないと思い、霧雨の中、那須岳の周りを反時計回りにトラバースして牛ヶ首を目指します。
ガス噴出(10:55)
トラバース道の眼下には紅葉に色づいた山麓の素晴らしい景色が広がっているようなのですが、霧に包まれ、はっきりと見えません。
トラバース道をしばらく進むと、左手の山肌からガスが勢いよく噴出している「無間地獄」に到着します。
ガスの匂いがすごく、ここには長居できません。。。
姥ヶ平へ向け、下る(11:05)
牛ヶ首の手前まで来て、最初の目的地の姥ヶ平へ向かって登山道を下ります。
紅葉終盤(11:10)
登山道から見る姥ヶ平の紅葉は、残念ながら終盤といったところでしょうか。。。
姥ヶ平で昼食(11:30)
姥ヶ平に到着。
昔は、この辺りは高木類で覆われていたそうで、明治14年の那須岳大噴火で樹木はほとんど枯れたそうです。
残念ながら、ここからも那須岳は、全く見えません。
ここは開けており、ベンチもたくさん設置されているので、ここで昼食としました。
YくんとOくんは、持参のバーナーを使用してのカップラーメン。
自分は、コンビニで買った「唐揚げ弁当」です。
木道(12:20)
お昼を過ぎたというのに、一向に天候が回復する様子はありません。
このまま、ここに長居しても仕方ないので、「ひょうたん池」へ向かうことにしました。
姥ヶ平を過ぎて少し奥に進んだところにひょうたん池への分岐点があります。
ここから、ひょうたん池への道は写真のように木道となっています。
木道の傍らのもみじは、とても綺麗に紅葉していました。
ひょうたん池(12:25)
木道をしばらく進んだ末端にひょうたん池があります。
木道がそのまま展望台となっているところから撮影したものですが、池の反対側の紅葉は、若干、終わりかけているように見えました。
前回、訪れた時は、とても綺麗でしたが、やはり、天候が良くないと、紅葉も、色鮮やかには見えませんでした
牛ヶ首へ向けて急坂を登る(12:25)
ひょうたん池の紅葉を堪能したので、那須岳山頂を目指して、牛ヶ首へ戻ります。
先ほど下った坂を登ります。
写真の坂は、それほどでもありませんが、この坂道は、結構、急です。
牛ヶ首到着(12:55)
牛ヶ首に到着!
相変わらず、あたりはガスっています。
一向に天候が回復しないので、今日は、最後までこのままではないかと思い、ここでUターンして帰るか、二人と相談。
折角、ここまで来たので、山頂まで行きましょうということになりました。
外周を反時計周りにトラバース(13:15)
牛ヶ首から那須岳の外周を反時計回りにトラバースします。
登山道の右手下の方の山肌も紅葉しているようでしたが、霧が深く、はっきりと見ることができませんでした。
山頂へ向けて(13:20)
山頂への分岐点に到着です。
ここを右に下るとロープウェイ乗り場があります。
雲海広がる(13:25)
分岐点から山頂に向けて少し登ると、山の麓方向にロープウェイ乗り場が見えてきました。
そしてロープウェイ乗り場の奥には雲海が広がっていました!
これで、晴れていれば、最高なんだけどな~
大きな岩(10:55)
登山道には、写真のような大きな岩もあちこちに転がっています。
近くまで来ると、迫力があります!
岩場、始まる(13:40)
大きな岩から先は、岩場が続きます。
岩の奥を、登山道は、右方向にトラバースします。
ぱっと見、どこを通ればいいのか、はっきりとわかりませんが、随所にペンキでマークがしてあるので、迷うことはないと思います。
岩場の連続(13:50)
山頂までは、岩場が続きます。
山頂到着!(13:55)
ようやく山頂に到着!
残念ながら、山頂はガスに包まれていました。
お鉢周り(14:15)
山頂でしばらく天候回復を待ったのですが、一向にガスが晴れる様子がないため、仕方なく、お鉢周りとなる下山道を下ることにしました。
整列されたような岩の並び(14:25)
下山途中、整列されたように岩が並んでいる箇所があり、他のメンバーも「これって自然にできたものなの?」と不思議に思ったようです。
何か工事でもしたんでしょうかね?
ガレ道を下る(14:30)
途中、写真のようなガレ道もあります。
相変わらず、辺りは真っ白です。
薄っすらと山が見える(14:30)
先ほどのガレ場を過ぎたところで、前方に薄っすらと山の稜線が見えてきました。
お~、山が見えてきた~!
久しぶりの光景に他のメンバーからも声があがっていました。
神様からのご褒美!(14:30)
すると、次の瞬間、劇場のカーテンが両側に開いて行くかのように、霧がサーっとなくなり、
目の前に絶景が現れました!
おおお~~~~、すごい!!!
予想していなかった展開に、全員、歓喜の声を上げ、ここぞとばかりにカメラのシャッターを押していました。
こんな景色だったのか~!
前方左側には雲海が広がり、遥か遠くの山々まで、はっきりと見えます!
雲海の手前には、先ほど訪れたひょうたん池方面の素晴らしい紅葉も見えます。
このドラマチックな展開に、10分以上は、この場で写真を撮り続けていました。
山頂見える(14:45)
振り返れば、山頂もはっきりと見えます。
目の前には、避難小屋と朝日岳もはっきりと見えます。
避難小屋到着!(14:50)
避難小屋に到着!
ここからは、鬼面山の紅葉が、綺麗に見えます!
北側の尾根の眼下、遥か下の方に小さな避難小屋が見えます。
この辺りの紅葉もとても綺麗です。
この景色が見たかった!(15:00)
紅葉に色づく山を左手に見ながら、登山道を下ります。
登りの時にはっきり見ることができなかったこの辺りの山肌の紅葉も、とても綺麗に見えます!
この景色が見たかったんですよ!
登山口到着!(15:30)
登山口に到着です!
天候が悪かったせいか、朝、満車だった駐車場も、ガラガラです。
鬼面山も綺麗に見えます。
駐車場からの下りの道路周辺も綺麗に紅葉しています。
温泉!(16:20)
登山の後は、温泉!
温泉は、このところ定番となっている「那須山」です。
ここの温泉は、源泉100% かけ流しで、サウナや露天風呂もあります。
休日は、入館料が1020円(16時以降は、820円)と、ちょっと高めなのですが、浴場も広くゆったり入浴することができるので、気に入ってます。
源泉だと、結構高温の場合が多いのですが、ここの源泉は、二重構造になった管の一方から源泉を通し、もう一方から冷水を通して温度を適温に下げているため、ちょうど良い湯加減になっており、長湯ができます。
反省会転じて感謝祭(21:00)
今回の登山、山頂まで、全く眺望が望めなかったため、一旦、中止の予定にしていたものを自分が曇りの予報をもとに強行することを決めた手前、みんなへの謝罪も込めて反省会を行う予定でした。
が、しかし、下山途中の素晴らしい那須劇場を鑑賞できたので、一転、感謝祭へと変更することに勝手に決めました。
感謝祭は、石神井公園駅近くのの焼き肉屋です!
車を運転しなければならなかったので、ビールを飲めなかったのは残念でしたが、久しぶりの焼肉を堪能し、満足する一日でした!
天候が悪い方が、ドラマチックな展開に巡り会える!
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