~へたれ部長の登山・トレッキング備忘録~

第93回:1泊2日 涸沢(雪山)1日目 ~ GW:初めての雪上テント泊 ~

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日程 2018年4月29日~5月1日 参加メンバー 1名
スタート地点 上高地バスターミナル ゴール地点 涸沢
最高標高 2309m コース標高差 804m
歩行距離 約15km 歩行時間 6.5時間
行程 一泊二日(1日目) 宿泊場所 涸沢(テント場)
trekkingmap-20120819 ※クリックで拡大
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今回は、初めての雪山登山、そして初めての雪上テント泊です! 自分は、寒いところが苦手なので、ずっと雪山は避けていました。 ところが、GWにどこに行こうか思案していた時に、Webサイトに掲載されていた雪をまとった穂高の美しい山々の姿に、目の前でこの絶景を見てみたいという思いがこみ上げてきたので、思い切って行くことにしました! 行くことを決めたのは、GW直前。。。 冬山も初めてだし、しかもテント泊なので、まずは何が必要か調べることから始めました。 まずは、行くとしても天候が安定して良く、気温も比較的高い時のみに行くこととしました。 結局、追加で購入したものは、以下になります。 <テント泊用>

  • スノーショベル
    • テント場の整地や風除けの壁を作るときに使用、また、撤収の際に埋めたペグを掘り起こすのに使用
  • 雪山用のペグ
    • 自作の竹ペグを使用されている方が多いようでしたが、時間もあまりないため、市販のペグを購入

<服・装備品>

  • 防寒用帽子
    • ニット帽を購入
  • アウター
    • アルパイン用のハードシェルを購入
  • スパッツ
    • 雪山用のスパッツを購入
  • アイゼン
    • 涸沢までなら、10本爪で十分とのことだったのですが、将来的に本格的に雪山に登ることも想定して12本爪を購入
  • スノーバスケット
    • 積雪期用のバスケット

これらは、天候が良いときに行くことを前提に最低限必要と思われるものを用意したものですので、天候が悪化したり、気温がかなり低い場合は、これ以上に準備が必要だと思われます。 本当は、以下のものも購入を検討したのですが、涸沢の予想気温が高かったので、購入は見送りました。

  • シェラフ
    • 現在は、モンベルの#3のシェラフ+シェラフカバーを使用。本来は、#2以上がおすすめとのことだったのですが、出費がかなり多くなるため、厚着でカバーすることにしました。
  • ハードシェルパンツ
    • 気温が高いことが予想されたので、サポーター+厚手のタイツでカバーすることにしました。  

夜行バス(22:25)

涸沢は長野県上高地の奥、約6時間ほど徒歩で歩いて行ったところにあります。 なので、上高地までは夜行バスを利用して行きます。 バスは、いつも「さわやか信州号」を利用。 GW前半の最後の方の日程だっため、3列シートのバスが予約できました。 3列シートのバスは、今まで何回か利用しており、今までは、左2列、右1列でその間に通路があったのですが、今回、乗ったバスは、席が1列ごとに分かれて、列の間に通路がありました。 一人参加の場合は、隣の人への気兼ねがいらず、この方が助かります。 帰りのバスも同じだったので、3列シートのバスは、すべてこのタイプになったのかもしれません。 バスは、定刻通り22:25に新宿を出発。 窓際のシートだったので、快適な眠りにつくことができました。  


上高地バスターミナル(5:15) バスが上高地バスターミナルに到着したのは朝の5:15。 前回の9月初旬は、この時間は、まだ少し暗かったのですが、GWともなると結構明るかったです。 山が冬山ということもあり、夏や秋に比べるとかなり登山客は少ないようです。 GW前半の最終日というのもあるかもしれません。  


雪をまとった美しい穂高(5:40) 荷物や服装の準備を済ませ、バスターミナル近くのベンチで朝食です。 ベンチの傍は、梓川の清流が流れ、対岸の奥には穂高の美しい山々が見える絶景スポットです! いつも、ここで朝食を摂っていますが、来て良かったと心から思えるひと時です。  


出発!(5:55) 朝食後、準備運動を済ませ、涸沢に向けて出発です! バスターミナルを出発して5分ほどで河童橋に到着。 河童橋から見える川の水の色は、エメラルドグリーンで、その奥に穂高連峰が見えます。 何度見ても、この河童橋からの美しい景色には感動します。  


木漏れ日のキャンプ場 (6:05) 河童橋から少し歩くと、小梨平キャンプ場があります。 朝日の木漏れ日が、木々の合間から差し込んできて、朝の清々しい空気の中、歩いていてとても気持ちいいです。 GWということもあり、テント場は、大勢の家族連れで賑わっていました。  


道が決壊(6:30) 河童橋から少し進むと左手に梓川が並走するようになります。 並走する道をすすんでいると「危険」と通行止めの縄が張られています。 どうも、道が決壊しているようで、山側に迂回路が作られていました。  


明神岳(6:30) 迂回路はすぐに終わり、再度、左手に梓川が並走する道に戻りました。 梓川の奥には、明神岳が綺麗に見えてきます。。 登山道は、ところどころに残雪があります。  


明神館(6:40) バスターミナルから約45分で明神館に到着。 ここは、昼間は上高地の観光客で賑わっているのですが、さすがにこんな早朝には、登山客しかいないでようです。  


古池(7:00) 明神館から少し進み、徳沢までのちょうど中間地点に「古池」があります。 水の透明度が高く鏡面効果もあり、神秘的な美しい場所です。 まだ、朝早いため、あまり鏡面効果が発揮されていないようです。 残念です。。。  


明神岳と梓川の並走続く(7:20) 明神館から次のチェックポイントの徳沢まで、約1時間の道のりなのですが、登山道と並走するように明神岳梓川が常に見えます。 とても美しい光景なので、歩いていてもとても気持ちいいです。  


徳沢キャンプ場(7:25) バスターミナルから約1時間半、徳沢キャンプ場に到着です。 一人ということもあり、いつもよりペースが早いです。 キャンプ場は、GWということもあり、いつもより、混雑していました。  


みちくさ食堂(7:27) キャンプ場のすぐ先にある「みちくさ食堂」は、ソフトクリームで有名です。 いつものように、ソフトクリームは、帰路の楽しみにすることにして、先を進みます  


熊!?(7:32) みちくさ食堂から、少し歩いたところで、道端の笹が生い茂った奥の方から、「ウ~、ウ~」という、犬のような鳴き声が聞こえてきました。 こんなところに犬がいるのかと不思議に思っていたら、「ガゥ!」と唸り声が急に聞こえ、ビックリ!! もしかして、クマ!?と思いつつも姿が見えないので、そのまま足早にその場を過ぎ去りました。 何だったんでしょう。。。  


新村橋(7:40) 徳沢から、20分ほど歩いたところに新村橋があります。 パノラマコースを通って涸沢から下山した場合は、ここに出てくることになります。 新村橋の奥には、穂高連峰が綺麗に見えます。  


穂高連峰(7:55) 新村橋を過ぎてしばらく歩くと、再び道の左手に梓川、その奥に前穂高を見渡せる絶景の歩きが続きます。  


積雪による迂回路(8:00) しばらく道を進んでいると、道が積雪で通れなくなっている箇所があり、川沿いの迂回路を進みます。  


美しい梓川(8:05) 迂回路は梓川の辺を歩きます。 梓川は、目を疑うほどに透き通ったエメラルドグリーンに輝いており、本当に美しいです。 いや~、この川の美しさはいつ見ても心癒されます!   梓川の美しい景観をビデオ撮影しましたので、興味のある方はご覧ください。

 


横尾に到着(8:25) バスターミナルから約2時間半で涸沢までの中間地点の横尾に到着! やはり、GW前半の最終日ということもあり、登山客は少なめです。  


スパッツ装着(8:45) ここから先は、積雪が多くなってくることが予想されるため、スパッツを装着します。  


横尾大橋(8:55) 休憩を終え、横尾大橋を渡り、涸沢に向かいます。 横尾までは比較的平坦な道だったのですが、この橋から先は本格的な山道が始まります。  


雪道始まる(9:10) 登山道は、だんだんと積雪量が増えてきました。 ただ、アイゼンが必要なほどではありません。  


急な登山道(9:40) 横尾大橋からしばらくは平坦な道が続くのですが、その後、写真のような急な登山道になります。 最初は、雪が少なかったのですが、徐々に写真のように道全体が雪で覆われた箇所も現れてきました。 やはりテント泊装備(しかも冬装備)を背負っての雪道は歩きにくいです。  


屏風岩(10:10) 国内最大級の岩場「屏風岩」です。 写真で見るとそんなに迫力がないかもしれませんが、生で見ると大迫力でアドベンチャー映画にでも出てきそうな情景です。 ここをロッククライミングで登る人もいるらしいですが、自分には信じられないです。。。  


すれ違いで待ち合わせ(9:55) 写真のように人一人しか通れないような雪道もあり、GW最終日ということもあり、下山してくる多くの登山客を待たなければならない場面も多かったです。  


本谷橋(10:00) 横尾からの最初の休憩ポイント「本谷橋」に到着です。 この時期は川の部分も雪で覆われており、GW前にヒュッテの方々が橋を架けられたばかりのようです。 積雪量が多い時は、ここから夏道ではなく、川沿いをそのまま直登していくようです。 ここからは、アイゼンが必要なため、多くの登山客がアイゼンの脱着をしていました。  


アイゼン装着(10:20) 自分も購入したばかりのアイゼンを装着します。 事前に自宅で装着の練習はしましたが、やはり慣れていないので、少し時間がかかりました。  


やってしまった!(10:25) スパッツを購入した時に店員さんから、「アイゼンの爪をズボンに引っ掛けることが多いので、スパッツは必須ですよ」と言われていたのに、歩き出してすぐに前方の枝を避けるために右に迂回しようとしたときにやってしまいました。  


本格的な雪道(10:30)

本谷橋までは、雪道といっても積雪量は少なく、シャーベット状の雪道だったのですが、ここからは、本格的な雪道になりました。 ただ、登山者が多いため、踏み跡がはっきりしており、道に迷うことはありませんでした。 天候が良かったせいもあると思います。 しかし、シャーベット状の雪のせいで、足が滑って踏ん張りが効かないため、かなり登り辛いです。  


思った以上に暑い(10:50) 上高地を出発した時は、朝早かったせいもあり、アンダーウェアの上にソフトシェルを1枚羽織っていた状態でした。 しかし、天候が良かったせいもあり、徳沢を過ぎたあたりから暑くなってきて、アンダーウェア1枚でも暑いぐらいでした。 この雪道になっても、相変わらず暑く、アンダーウェアだけでも暑かったです。 下山してくる人は、半袖の人も多かったです。  


ガレ沢のトラバース(10:55) 通常であれば本谷橋から1時間ぐらい登山道を進んだところに、山肌に無数の落石がある個所があるのですが、積雪が多いため、全く落石が見えません。 山側を見ても、いつもは、無数の大きな岩がゴロゴロしているのですが、雪で覆われて全く見えません。 しかも、ここまで30分しかかかっていません。 夏道とはいえ、通常の夏道よりも、雪道は、かなりショートカットされた道のようです。  


涸沢カール見える(11:25) トラバース道を進んでいると、前方に涸沢カールが見えてきました。  


スキーで下山する人々(11:30) シャーベット状の雪が足にかなり負担がかかって、牛歩のように道を登っているところ、登山道の上の方からスキーで滑走してくる登山者が数名いました。 そのあまりの速さというか気持ち良さそうな姿に羨ましいと思いました。  


ヒュッテ見える(11:40) 登山道の遥か先にヒュッテらしき建物が見えてきました。 やった~、あと少しだ~!! と、その時は思ったのですが、実はここからが思った以上に辛く長かったです。  


延々と続く雪道(11:50) 急な雪道が、延々と続きます。 しかも気温が高く、雪はシャーベット状で、足の踏ん張りが効きません。 徐々に足の疲労がたまってきました。 周りの登山者も、ちょっと進んでは休み、また進むといった感じで、足取りが重くなっています  


テント場見える(12:35) 残念ながら雲が多くなってきて、あたりは真っ白な状態になってきました。 足の疲労も限界が近づいてきたころに、ようやく前方にテント場が見えてきました。 あと少しだ。。。 左手奥にはヒュッテの目印の鯉のぼりも見えます。  


テント場到着!(12:40) ようやく、テント場に到着! いや~、ヒュッテが見えてからの道のりは、辛かったです。。。 テント場は、思った以上にテントが設営されていました。 ​お腹も空いていたのですが、自分も急いで、設営に良さそうな場所を探しました。  


取りあえずテント場確保(12:55) GW前半が終わろうとしていたため、すでに先陣の登山客が整地してくれた場所が、結構ありました。 ただ、ヒュッテに近い良い場所は、ほとんどテントが設営されていました。 ヒュッテから少し離れた場所でしたが、自分のテントのサイズにちょうど良さそうな場所があったので、ここに決めました。 お腹も空いていたのですが、雪上でのテント設営は初めてだったので、先にテント設営を行うことにしました。  


テント設営開始(13:00) ここで、今回購入したスノーショベル雪用のペグの登場です! 通常は、先にポールを組んでフライシートを掛けてから、ペグを打ち込むのですが、雪のため、ペグを先に雪に埋めて置くことにしました。 ペグは竹ペグを使用されている方が多いとのことだったのですが、自分は、GEERTOPの雪用のアルミニウム製のペグをAmazonで購入しました。 4本セットで1680円でした。 このペグ、かなり大きく長さが31cmもあります。 初めてのため、どのくらい雪に埋もれさせればいいか感覚がわからず、用心のため20~30㎝ぐらいスノーショベルで雪を掘ってからそこに横向きにペグを埋めました。 スノーショベルは、モンベルで購入したコンパクトなもので、柄の部分が分離できてザックの中に収納できます。


テント設営完了!(14:10) ようやくテント設営完了です! 初めての雪上テント設営ということもあり、勝手が分からず、またテントの周りに雪の壁を作ったりするのに時間がかかったため、時刻は14時を過ぎてしまいました。 途中から、お腹もグーグー、鳴りっぱなしでした。 早速、テラスに向かいます。 テラスの上段部分は、雪に覆われて立ち入れない状態となっていました。  


至福の時間!!(14:15) 下段のテラス席は、使える状態だったので、ようやく昼食です! 涸沢と言えば、涸沢ヒュッテ名物の「おでんと生ビール」! これしかありません!! これを楽しみに、ここまで頑張って登って来たのです! おでんの具は、少し売り切れているものもありましたが、これだけ揃っていれば文句はありません。 今日はテントの設営で思った以上に疲れたので、いつも以上にビールとおでんが美味かったです! これで、あと天気が良かったらな~  


テント場(14:45) お腹も一杯になったので、テント場に戻ります。 テラスから見たテント場の様子です。 この時点で130張ぐらいでしょうか。。。  


テント受付も冬場用(15:00) 15:00からテント受付開始です。 夏場のテントの受付小屋は雪に埋もれてしまっているため、臨時の受付が設営されていました。 今日は、そんなに登山客も多くないようで、夏に見られる長蛇の行列はありませんでした。 その後、テントに戻り、疲れからか、しばらく横になって寝ていました。  


夕食(17:00) 気が付くと、辺りも暗くなってきたので、夕食としました。 本日の夕食は、尾西の「ごはん」とアマノフーズの「畑のカレー」です。 お湯を沸かしてご飯ができるまで、少し時間がかかるので、テラスで買ってきたビールとつまみで宴を始めました。 夕食後、することもなく、明日に備えて19時頃に早目の就寝としました。  


強風(0:00) 今まで静かだったテント場ですが、日付が変わる頃になり、風が段々と強くなってきました。 テントのフライシートが、かなり押されてしまうほどの強風になってきたので、テント内から手と足で押し返して支えるほどでした。  


昼間のように明るいテント場(2:40) 2時間以上は、風が強い状態が続いたでしょうか。。。 ようやく風が収まってきたので、夜景を撮影するためにテラスに向かいました。 太陽のように明るい満月の月明かりのため、外は昼間のように明るかったです。 お陰で満天の星空は、完全に期待外れとなってしまいました。 残念。。。 明日は、快晴になりますように。。。  

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2日目に続く
2018-05-20T19:41:40+00:00

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