前から欲しかった CASIOのPRO TREK Smart、1月に新型が発売されたのを機に遂に購入!
実際の登山で早く使ってみたかったので、試用に手頃な山を検討した結果、奥多摩と奥武蔵エリアの境にある「棒ノ折山(棒ノ嶺)」に行くことに決めました!
棒ノ嶺は、前回訪れたのが2015年なので、4年ぶりになります。
さらに今回は、登山シーズンに突入する前のトレーニングも兼ねて、棒ノ峰を登頂した後、前回訪れた岩茸石山へ縦走する予定です。
棒ノ嶺は西武池袋線の飯能駅からバスで40分のところにあります。
コースは、沢登りのようなところが多くあり、変化に富んだ楽しい山です。
ただ、5月ぐらいであれば、涼しい場所なのですが、3月初旬は、まだ少し寒いと思われます。
飯能駅(7:50)
自宅から電車を乗り継いで、飯能駅北口のバス停に着いたのは、7:50頃。
いつもは、バスを待つ大勢の登山客がいるのですが、さすがにこの時期は、少なく、2名しかいません。
やっぱり、こんな寒いときに行く人は少ないよな~
と思ったら、8:00発のバスが到着する頃には10~20名ぐらいにはなりました。
さわらびの湯(8:40)
飯能駅からバスに40分ほど揺られ、「さわらびの湯」バス停に到着です。
バスを降りると「なぐりづえ」なるものが多数、吊り下げられてあります。
トレッキングポール代わりに自由に使用していいもののようです。
ただし、使用後は返却要です。
トイレ(8:50)
バス停近くには、「やまみせ」というちょっとしたお店があり、車も数台止められる駐車スペースもあります。
公衆トイレもあり、ここが棒ノ嶺へのトレッキングのスタート地点になります。
棒ノ嶺は、途中トイレがないため、ここでトイレを済ませて出発の準備に取り掛かります。
今日は快晴! いい天気です!
PRO TREKの記録開始(9:00)
トイレを済ませ、準備運動も終わり、棒ノ折山に向けて出発です!
まずは、PRO TREKで登山の記録を開始します!
今回は、登山用に提供されている「YAMAP」というアプリを使用します。
あらかじめ、YAMAPのアプリやYAMAP用の地図は、自宅でダウンロードしておく必要があります。
詳細は、CASIOのページを参照してください。
まずは、PRO TREKの右中央のボタンを押します。
(※写真は、わかりやすいように別途、撮影したものです)
インストールされているアプリの一覧が表示されるので、画面を指でスクロールさせ、「YAMAP」を選択します。
現在位置の地図が表示されます(※下記画面は、別途撮影したものなので、さわらびの湯ではありません)。
PRO TREKの右上のMAPボタンを押すと下記画面が表示されます。
この画面が、記録開始からの経過時間や移動距離、標高などを表示してくれる画面です。
再度ボタンを押すか、画面を指で左方向にスワイプさせると下記画面が表示されます。
この画面に表示されている、「矢印ボタン」をクリックします。
次にアクティビティの種類の選択画面が表示されます。
画面を上方向にスワイプすると、選択肢がスクロール表示されます。
今回は、登山なので、「登山」をクリックします。
画面が、地図の画面に切り替わり、「スタートしました」というメッセージが表示されます。
これで、登山のアクティビティの記録が開始されます。
トレッキング開始(9:03)
バス停からは、しばらく緩やかな舗装道路を歩いて行きます。
有間ダム(9:15)
その後、10分程度で有間ダムに到着します。
有間ダムは、名栗湖をせき止めるかたちで作られており、このダムの上を渡って名栗湖に沿って登山道に向かって進みます。
登山口(9:25)
名栗湖の湖岸に沿ってしばらく行くと、棒ノ嶺の登山口に到着します。
ここには、「白谷の泉」という湧水が出ています。
林間を進む(9:27)
登山口からしばらくは、傾斜の緩やかな林間のコースを進みます。
若干の岩場(9:40)
登山道の左手に沢が見えてくるようになると、今まで林間だった道に大きな岩がところどころに現れるようになり、写真のように崖っぽい場所を登るような箇所も出てきました。
道の左側は崖のように切り落ちた状態になり、崖の下の方に沢が見えます。
沢登りスタート(9:45)
山道を進むにつれ、道の左手下に見えていた川が段々と近づいてきて、ついに道と同じ高さになりました。
ここからが沢登りのスタートです。
初夏であれば、涼しくて気持ちがいい場所なのですが、この時期はまだ寒く、木々も葉が落ちた状態で寒々しい風景です。
迫りくる岩壁(9:50)
沢登りが始まるとすぐに写真のように両サイドから迫りくる岩壁の間を通り抜けなければならない場所があります。
登山用語では、切り立った岩壁にはさまれた峡谷はゴルジュと呼ばれるそうです。
棒ノ峰(棒ノ折山)には、このようなゴルジュが2箇所ほどあります。
最初のゴルジュは、「牢門」と呼ばれているそうです。
この岩壁の間の沢を右へ左へと渡り歩きながら登っていきます。
岩壁を上から望む(9:53)
初夏の頃は、小学生ぐらいの子供を連れた家族も多く、天然のアスレチックを遊ぶかのように「楽しい~」と元気よく登っていっていました。
写真は、岩壁をすり抜け、少し上に上がったところから岩壁を撮影したものです。
沢登り続く(9:57)
沢登りは続きますが、絶えず、水の流れる小川の脇を通っていくため水の流れる音に心が癒されます。
ここ最近はあまり雨もなかったので、水量も少なく危険な感じもありませんでした。
沢登り終盤(9:58)
沢登りも終盤です。
ここは、1回目に訪れた時は川の水量が結構多かったのですが、最近、雨が少なかったせいで今回も、あまり多くありませんでした。
水量が多い時は、川の端を滑らないように岩壁に手を添えながら慎重に進まなければなりませんでしたが、今回もそれほどでもありませんでした。
鎖場(10:00)
沢登りの最後に、やや急な岩場の階段があります。
滑らないように階段の左側には鉄の鎖状の手すりが設置されています。
慎重に登れば、初心者でも問題ありません。
沢を右へ左へ(10:10)
鎖場の後、ちょっとした岩場をロープで登るところもあります。
その後、写真のような沢を右へ左へと渡りながら、登って行きます。
中間地点到着(10:20)
沢登りが終わるとようやく休憩所です。
ここが頂上までのちょうど中間地点になります。
数名の方が、休憩されていました。
丸太の階段復活(10:29)
中間地点の休憩所からは、やや急な坂になります。
川はどこへ消えてしまったかと思うように見渡す限り林間の山道を登ります。
前回(4年前)は、崩れ落ちていた丸太の階段が復旧していました。
登山道の一部が崩落(10:30)
急坂を登り切った場所の登山道の一部が崩落していました。
ここは、滑らないように山側に迂回して進みます。
岩茸石(10:37)
急な坂を上りきり、しばらく山の斜面をトラバースする感じで緩やかな坂道を進みます。
坂道を進んで、尾根の分岐点に到着したところの左手に、「岩茸石」と呼ばれる大きな岩があります。
この岩、裏側からよじ登ることができます。
急な坂道(10:38)
山頂へは、分岐点を岩茸石とは反対方向の尾根道を進みます。
ここから、再び急な丸太の階段や根っこ道が続きます。
権次入(ゴンジリ)峠(10:54)
丸太の階段を上りきると開けた場所が現れます、ここがゴンジリ峠です。
ここは広場になっており、ベンチも設置されています。
岩茸石山への縦走には、ここを左に進むのですが、まずは、棒ノ峰の山頂へ行くため、ここを右に進みます。
山頂到着!(11:07)
ゴンジリ峠から、約15分ほど山道を登ると、山頂に到着です!
空は快晴!!
はるか遠くの山々も良く見えます!
山頂では、十数人ぐらいの登山者の方が、昼食を摂っていました。
天気が良いからでしょうか、思ったより多くの登山者の方がいらっしゃいました。
お昼まで、ちょっと早かったですが、ここから縦走になるため、ここで早目のランチタイムとしました。
下山開始(11:22)
山頂の素晴らしい景色を堪能し、下山開始です!
分岐点到着(11:27)
岩茸石山への分岐点のあるゴンジリ峠まで下りてきました。
岩茸石山へは、「小沢峠」と書かれた立札の指している登山道を下ります。
気持ちの良い稜線歩き(11:30)
ゴンジリ峠からは、気持ちの良い稜線歩きが続きます。
PRO TREKで現在地を確認(11:34)
ゴンジリ峠から少し進んだところで、PRO TREKで現在地を確認。
時計の画面に触るとスクリーンセーバーが解除され(※設定の「操作」で「傾けて画面をON」を有効にしている場合は、時計を自分の顔の方向に持ってくると自動で解除されます)、現在地が赤丸で表示されます。
赤い太線の軌跡は、ここまで歩いてきた軌跡を表しています。
今までスマフォの画面で現在地を確認していましたが、腕時計で簡単に確認できるのは、とても便利です。
なお、今回は行いませんでしたが、あらかじめ、参考にしたいYAMAPのユーザの軌跡データをダウンロードしておけば、青色で軌跡が表示されるので道迷いしなくて済みます。
PRO TREKの右上のMAPボタンを押すと、登山開始からの経過時間と、移動距離、消費カロリー、標高などが表示されます。
画面を右にスワイプさせると、元の地図の画面が表示されます。
黒山(11:45)
黒山に到着です。
ここは、小沢峠と岩茸石山への分岐点になります。
岩茸石山へ向けて、山道を下ります。
崖っぷち(12:15)
黒山から少し進んだところで、急に目の前に柵が現れました。
柵の先を除くと、遥か遠くの眼下に民家が見えました。
かなりの高さです。
道を塞ぐ岩(12:35)
登山道は、アップダウンを繰り返し、時には写真のような大きな岩が道を塞いでいるような箇所も出てきました。
山頂直下(13:03)
岩茸石山の山頂まであと0.1kmのところにある分岐点に到着です。
川井駅に下山する場合は、ここを右に進みます。
岩茸石山までの最後の登りです。
岩茸石山到着!(13:15)
岩茸石山の山頂に到着です!
前回同様、晴天です!
都心方面の景色も綺麗です!
下山開始(13:25)
山頂でしばらく休憩した後、下山開始です。
前回は、ここから御岳駅方面に下山しました。
しかし、御岳駅方面への下山道は2時間近くかかり、アップダウンの多い道だったので、今回は、軍畑駅に下ることにしました。
軍畑駅へ下る道は、ほぼ下りのみです。
高水山を迂回(13:40)
岩茸石山の山頂から約15分。
高水山の山頂への道の分岐点に到着しました。
高水山の山頂は、眺望もあまり良くなく、前回訪れたばかりでしたので、今回は、北面を迂回して進むことにしました。
迂回路は、平坦で歩きやすい道です。
トイレ休憩(13:45)
迂回路を進んだ先の左手に高水山 常福院のトイレがあります。
今回のコースでは、ここにしかトイレがありませんでしたので、ここでトイレ休憩です。
大きな倒木(13:48)
トイレを済ませ、下山道を進みます。
前回もあった巨大な倒木です。
スギ林を下る(13:50)
綺麗に整備された杉林の中を下っていきます。
砂防ダム?(14:20)
30分近く、下ったところで砂防ダムらしき場所に到着します。
ここの急な階段を下ると登山道は、終了です。
春近し(14:30)
車道を軍畑駅に向かって下っていると、車道脇の梅の木に花が咲いていました。
満開までには、もう少し時間がかかりそうでしたが、春が近いことを感じさせてくれます。
軍畑駅(14:53)
車道を約30分ほど進んで、軍畑駅に到着しました。
PRO TREKの記録停止(14:55)
PRO TREKの記録を停止させます。
右上のMAPボタンを二回押すと、一時停止用のボタンが表示されます。
これは、昼食などの休憩の際に、一時的に記録を停止させるためのものです。
今回は、使用しませんでした。
一時停止のボタンの画面で再度、右上のMAPボタンを押すと停止ボタンの画面が表示されますので、停止ボタンをクリックします。
記録の終了を行うか確認画面が表示されるので、右のチェックボタンをクリックします。
記録が停止され、下記画面が表示されます。
活動記録は、通信状態が良好な場所で自動的にアップロードされるようです。
画面を上方向にスワイプさせると、「OK」ボタンが表示されるので、クリックして終了です。
帰宅してYAMAPのサイトにログインすると、登山の記録がアップされていました。
今回のコース、久しぶりのロングコースだったのと、オフシーズンで運動不足であったため、途中、太ももの筋肉が悲鳴をあげる箇所もありました。
これから夏に向けて、体を鍛えていかなければならないと痛感した山旅でした。
PRO TREKは、登山をサポートしてくれる便利アイテム!
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