昨年同様、GWに雪の涸沢に行く予定で、事前トレーニングに最適な山を探しいたところ、秩父の武甲山が標高1300m程度あり、つい先日の大雪で山頂付近は、まだ積雪がありそうとのこと。
今週末の土曜日は、天気も快晴との予報だったので、武甲山に登ることにしました。
武甲山への登山には、秩父鉄道秩父本線の浦山口駅から向かうコースと生川 一の鳥居(うぶかわ いちのとりい)の登山口へある駐車場へ車か西武秩父線の横瀬駅からタクシーで向かうコースとの2つのコースがあります。
今日は、武甲山を下山した後、羊山公園の芝桜を見に行こうと思っていたので、浦山口駅から登って、一の鳥居へ下山するコースとしました。
今日は、会社の部下のYくんが体調不良のためソロトレです。
浦山口駅(9:10)
埼玉の自宅を朝の6時に出発し、ようやく浦山口駅に到着。
遠かった~
全部で10人ぐらいの人が駅で下車しましたが、全員、登山の恰好をした人でした。
駅にはトイレがありますが、ホーム側にしか入口がないので、改札を出る前に行っておきましょう。
改札を出ようとするとビックリ!
なんと、秩父鉄道は、SUICA・PASMOに対応していないとのことです!
どうも、秩父本線のみの料金を現金で払って、西武秩父線までの料金は、帰りに西武秩父線に乗るときに精算してもらうとのこと。
SUICA・PASMOが未精算である証明書を駅員さんから渡され、これを精算時に渡すように言われました。
桜満開!(9:25)
駅前で準備運動を済ませ、早速スタートです。
駅前の道の桜は、ちょうど見頃のようでとても綺麗でした。
車道を右へ(9:27)
駅前の道を下ったところの車道を右に進みます。
車道の反対側に武甲山の登山口を示す立て札が立っています。
左側の山道へ進む(9:30)
車道から左の「浦山清流キャンプ場」方面の道へ進みます。
武甲山と書かれた立て札は立っていないので、とても分かりずらいです。
左の山道を進んでいると、写真のように駐車場入口との分岐点がありますが、ここは、そのまま左側の山道を進みます。
武甲山と書かれた立て札がないので、初めての人は、わからないと思います。
その後、墓場のある場所を過ぎると、ようやく林道らしい道になります。
御嶽神社(9:47)
林道から一旦、車道に出ます。
車道を進んで行くと、道は舗装されていない登山道となり、道の左手に「御嶽神社」の鳥居がありました。
登山道の桜も満開!(9:55)
登山道の桜も満開で、とても綺麗です!
清流の流れる緩やかな登山道(10:15)
しばらくは、比較的緩やかな道が続きます。
道路の左手には清流が流れており、とても気持ちがいいです!
巨大な落石(10:20)
途中、道路の左側に巨大な岩があり、岩の奥に「平成29年10月23日の台風による落石」と書かれた看板が立っています。
台風の威力って、すごいですね。。。
登山口(10:20)
落石の場所のすぐ先に登山口があり、登山届のポストが設置されています。
登山道(10:21)
ここまでの道は、幅の広い緩やかな道でしたが、ここからは道幅の狭い道となり、傾斜もきつくなりました。
登山道は、滝があったり、
清流を渡ったりと今までとは違い、変化に富んでいます。
右手に清流を見ながら、登山道を進みます。
急登、始まる(10:27)
登山口から10分程度、道を進むと「長者屋敷を経て武甲山頂に至る」という立て札があり、道は左の山の方向を指し示しています。
道は、杉林の山の斜面をジグザグに登って行きます。
最初は、比較的緩やかな傾斜でしたが、登るにつれて徐々に傾斜がきつくなりました。
斜面を半分ぐらい登ったところから、下方向を撮った写真です。
今回のコースでは、ここが一番きつかったです。
尾根に到着(10:50)
20分ぐらい急登が続いた後、ようやく尾根に到着です。
ここからは、比較的緩やかな尾根道が続きます。
この辺りから、道端に残雪が現れるようになってきました。
残雪(10:55)
木々が生い茂り、道が日陰になっているような場所は、先日に降った雪が、まだ融けずに残っています。
気持ちの良い尾根道(11:05)
林道を抜けると、道上の雪もなくなり、気持ちの良い尾根歩きが続きます。
今日もPROTREKで軌跡をトレースしています。
ちょうど、赤丸の位置が現在の地点です。
青色の軌跡が、あらかじめYAMAPからダウンロードしておいた、参考としたユーザの軌跡になります。
これがあると、ルートから外れた場合、すぐにわかるのでとても便利です。
画面を左にスライドさせると登山開始からの経過時間や距離、標高などが表示されます。
岩場道(11:13)
尾根道をしばらく進むと、道は傾斜がきつくなり、岩場も多くなってきました。
分岐点(11:16)
尾根道が終わり、分岐点に出ました。
十字路のような標識が立っていますが、左側への道は閉鎖されていました。
武甲山へは、ここを直進します。
ここからは、再び急な坂道となります。
滑りやすい雪道(11:20)
山道は日陰の部分が多いため、残雪が多くありました。
今日は、天気も良く気温も上がってきたため、雪も融け出して、滑りやすくなっていました。
滑りやすい場所には、ロープも張ってあります。
この辺りから、下山者が多くなってきて、すれ違いに時間がかかるようになってきました。
道が滑りやすいため、軽アイゼンを装着している人も時折、見かけるようになりました。
シャーベット道(11:35)
山頂が近づくに連れ、雪も多くなってきました。
日当たりが良い場所の道は、シャーベット状に雪が融け、靴が泥だらけです。
雪道(11:36)
林の中の道は、完全な雪道となってしまいました。
下ってくる人は、みんな滑らないように注意しながら降りていました。
小持山への分岐点(11:55)
小持山への分岐点に到着です。
ここを右に進むと小持山、左に進むと武甲山山頂になります。
PROTREKで見ると、ちょうど赤丸の場所になります。
山頂直下の広場(11:58)
分岐点からすぐの所に開けた場所がありました。
ここにはベンチやトイレ(閉鎖中)があります。
ちょうどお昼時だったので、多くの登山者が休憩していました。
御嶽神社(12:00)
広場を過ぎると御嶽神社がありました。
神社の右手を奥に進み、山頂を目指します。
見晴らしの良い場所(12:01)
神社からすぐのところに見晴らしの良い場所がありました。
ここからは、伊豆ヶ岳方面の山々が綺麗に見えます。
山頂到着!(12:03)
山頂に到着です!
いや~、素晴らしい眺めです!
大勢の登山者が、ここに来た瞬間に歓声を上げていました。
写真には撮っていませんが、羊山公園の芝桜も綺麗に見えました。
富士山?(12:05)
遠くの山々の後方に白く雪をかぶった大きな山が。。。
富士山!?
登ってくる人々が、「富士山が綺麗~!!」 と叫んでいます。
自分も最初は富士山かと思ったのですが、方向的には富士山は、後ろの方向です。
この方向は、おそらく浅間山だと思われます。
先日の大雪で山頂付近が雪に覆われたんだと思われます。
トイレ閉鎖中(12:17)
山頂からの絶景を堪能した後、広場に戻りました。
広場にあるトイレには、5/1まで「閉鎖中」の張り紙が。。。
トイレの壁には水の汲み上げの説明書きが貼ってあります。
下山開始(12:37)
広場のベンチで昼食を済ませ、下山開始です。
今回は、反対側の生川の一の鳥居へ下ります。
完全な雪道(12:46)
こちらの下山道は、林道ということもあり、雪がかなり残っています。
アイゼンを着けていない状態だと滑りやすかったので、ストックを出して慎重に下ります。
道上の雪が減少(13:00)
15分ぐらい下ってくると、道上の雪も減ってきて土が見えるようになってきました。
こちら側の登山道は比較的なだらかな山道で、階段状の部分もあり、登りやすそうでした。
途中、小さな犬を連れた軽装の男性とすれ違ったのですが、寒くなってきたので、そろそろ引き返すと言ってました。
まだ、かなり小さな子犬だったので、観光気分でこの雪道を登るのは、ちょっと可哀想でした。
完全に雪がなくなる(13:11)
山頂から30分ぐらい下りてくると、完全に雪がなくなりました。
不動滝(13:25)
登山道を下っていると突然、目の前に木の橋が現れました。
橋を渡ったところに祠があり、
その傍に滝が流れていました。
この滝が「不動滝」です。
滝の水を取り込んでホースから出しており、コップが置いてあったので、飲んでみました。
美味かったです!
横に看板が立っていて
武甲山山頂には、トイレが設置してありますが、雨水を利用しているため、慢性的に水が不足しています。
そこで、ここに置いてあるペットボトルに滝の水を入れ、山頂まで運んでいただけないでしょうか。
山頂トイレの水不足解消のため、ご協力をお願いいたします。
と書かれていました。
山頂のトイレに貼ってあった説明書きもこのためのようです。
広い道に出る(13:30)
傾斜のある登山道は、ここまでで、ここからは傾斜の緩やかな幅の広い道となります。
ここでアクシデント発生!!
手に持っていたカメラを落としてしまいました。
カメラは階段を転げ落ち、下道まで転がっていきました。
慌てて拾い上げて、ちゃんと動くか確認したところ、問題なかったのでホッとしました。
が、、、この後、写真を撮り続けたのですが、帰宅して見てみると写真が撮れていません!
どうも、衝撃で内蔵していたSDカードが内部で外れていたようです。。。
なので、この後の写真がありません。
ここから、20分ほど緩やかな山道を下ると生川 一の鳥居(うぶかわ いちのとりい)の登山口へある駐車場に到着します。
駐車場には、2~30台ぐらいの車が停まっていました。
駐車場には、簡易トイレも併設されていました。
駐車場から車道を下っていると、道の両脇にも路上駐車している車を多数見かけました。
朝には、駐車場が満車だったことが伺えます。
ここから、横瀬駅まで徒歩で約1時間半ほどかかりました。
かなり疲れました。。。
美しい芝桜(15:30)
今日は、芝桜も見る予定でしたので、横瀬駅から羊山公園へ向かいます。
横瀬駅から10分ほどで羊山公園に到着です。
見頃までは、少し早かったのですが、それでも十分、綺麗でした。
天気が良かったせいもあり、観光客も大勢いました。
ここでは、iPhoneでも写真を撮っていたので、ホント良かったです。。。
今回の武甲山登山と芝桜のセットコースは、おすすめできるコースです!
また、来年も訪れたいと思います!
ただ、一の鳥居から横瀬まで徒歩で歩くことは結構大変なので、あまりおすすめできません。
(というか、普通の人は歩かないかも。。。)
特に、途中、セメント工場の傍を通過する時は、防塵マスクが必須です。
やはり、武甲山に登るには、以下のいずれかをおすすめします。
- 浦山口駅からのピストン
- 横瀬駅からタクシーで一の鳥居の駐車場まで行き、山頂から浦山口駅へ下山
- 車で一の鳥居の駐車場まで向かい、山頂までピストン
武甲山登山と芝桜のセットコースは、本当におすすめ!
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