今回は、奥多摩の鷹ノ巣山です!
と、言いたかったのですが。。。
元々、今日は8年振りに鷹ノ巣山を登る予定で朝の5時頃に自宅を出発しました。
予定通りであれば、奥多摩駅に8:03に到着し、8:10のバスに乗り、中日原まで行く予定でした。
しかし、あろうことか、立川駅で電車の乗り換えホームを間違えてしまい、奥多摩行きの電車に
乗り損ねてしまいました。
今日は、ソロで良かった。。。(^^;
慌てて、次の電車を乗換案内で検索したところ、奥多摩駅到着は、8:38になってしまうとのこと。
スマホでバスの時刻表を見ると、次のバスは、10:15でした。。。
この時刻では、鷹ノ巣山の登山は諦めるしかありませんでした。
う~ん、どうしたものか。。。
取り敢えず、次の奥多摩行きの電車に乗って、どうするか考えよう!
奥多摩駅の電車に乗って、奥多摩周辺で代わりに登れそうな山を地図で調べました。
先日、奥多摩駅から川苔山に登ったばかりなので、川苔山はパス。
後は、高水三山、御岳山、大岳山、日の出山など、一度登ったことがある山ばかりです。
そんな時、大岳山のすぐ西にある「御前山」が目に入ってきました。
大岳山と同じく奥多摩三山の一つで標高も川苔山より高く、1400mもあります。
ここだと、奥多摩湖までバスで行けば、登山ルート経由で奥多摩駅まで戻ってこれます。
バスの時刻を調べたところ、8:42にバスがありました。
ここに決めた!
奥多摩湖(9:00)
奥多摩駅で8:42発の鴨沢西行きのバスに乗ると、平日だというのに、バスは登山者でほぼ一杯でした。
駅から奥多摩湖のバス停まで、20分弱で到着します。
しかし、ここで下車したのは、私一人。
みなさん、どうも雲取山に行かれるようでした。
バス停を降りると、目の前に奥多摩湖の湖面が広がっていました。
左端に見えるのが、小河内ダムの堤体で、この上を通って登山口に向かいます。
トイレ(9:02)
小河内ダムの堤体に入る手前の左手に、トイレの標識が立っていました。
念のため、ここでトイレを済ませておきます。
小河内ダムの堤体(9:05)
小河内ダムの堤体の上の舗装道を、登山口に向けて歩きます。
思ったより広いです。
堤体から下を覗くと、発電所らしき建物がありました。
写真の中央奥の広場は、ヘリポートです。
登山口手前の休憩所(9:12)
登山口の手前に広い休憩所があったので、ここのベンチに座って朝食としました。
朝食を摂っていると、ヘリの音が聞こえてきました。
音のする方向を見ると、小河内ダムの下流の対岸にヘリポートがあり、ちょうど離陸しようとしているところでした
離陸した後の写真も撮りました。
登山道入口(9:27)
休憩所の奥の登山口に向かいます。
ヘリの発進を見ていたため、出発が少し遅くなりました。
最初から急な石段が続きます。
急登(9:40)
最初の階段も急でしたが、山道に入っても急な傾斜道が続きます。
登山道は、木の根がたくさん剥き出しになっており、とても歩き辛いです。
最初からの急登は、きついな~
新緑が美しい(9:55)
登山道入口から急な坂道が続きますが、時折、写真のように傾斜が緩やかな場所もあります。
朝日を浴びた木々の新緑が、とても綺麗です。
しかし、ここまで他の登山者に全く会いません。
混雑する登山道は嫌ですが、全く誰もいないのも寂しいですね。
サス沢山(10:20)
急な坂道が続くこと約50分、ようやく「サス沢山」に到着です。
ふ~、疲れた。。。
ここまでは、中日原から鷹ノ巣山への道に近い感覚の急坂だったでしょうか。
元々、今日は本格登山シーズンに向けてのトレーニングが目的だったので、ちょうど良かったです。
ここには展望デッキがあり、奥多摩湖を一望できます。
綺麗ですね~
ここで、ようやく休憩している登山者が3名いました。
歩きやすい尾根道(10:30)
サス沢山からは、比較的歩きやすい山道となりました。
傾斜も、今までほどは急ではありません。
新緑も綺麗です!
岩の多い道(10:40)
新緑の道を登っていると、目の前に岩がゴツゴツした場所が現れました。
この辺りは、岩が多かったので、注意して登る必要があります。
カタクリ?(11:05)
登山道を進んでいると、目の前に大きな葉の植物の群落が現れました。
御前山というとカタクリが有名なので、花が散った後のカタクリかと思いました。
そこら中にたくさん生えています。
後で調べたら、この草は「コバイケイソウ」とのこと。
しかも、毒草です!
ネットには、「誤食すると嘔吐や痙攣を起こし、血管拡張から血圧降下を経て、重篤な場合死に至る。」
と書かれていました。
こわ~~
惣岳山(11:20)
惣岳山に到着しました。
誰もいません。
ここは、周りを木で囲まれているため、眺望はよくありません。
植生保護(11:30)
御前山の山頂まであと少しのところです。
この辺りは、植生保護の柵が登山道の両側に設置されていました。
しかし、柵の中にたくさん咲いていたのがコバイケイソウだったので、ちょっと微妙な感じです。
たぶん、カタクリも咲いているんでしょうね。
山頂到着!(11:45)
御前山の山頂に到着です!
標高は、1405.0m!
青空です!!
やはり、山頂での青空は、なによりのご褒美です。
ここで、朝、コンビニで買ってきたおにぎりで昼食としました。
山頂には、私を含めて3名しかいませんでした。
下山開始(12:05)
おにぎりを食べて、青空の元、まったりとした後、下山開始です。
山頂からは、急な階段の下りが続きます。
荒れた山道(12:12)
山頂までの登山道は、比較的広めの道でしたが、下山道は荒れた細い山道が続きます。
山ツツジ(12:30)
前回の川苔山でも咲いていましたが、こちらの山でも山ツツジが咲いていました。
時期を過ぎてしまっていたようで、若干、枯れかかっていました。
クロノ尾山(12:35)
クロノ尾山に到着です。
山頂というか単なる通過点です。
眺望はありません。
危険なガケ崩れ箇所(13:05)
途中、細い尾根道を進んでいると「この先 足元注意」の看板が!
見ると、看板の先の道の左側が崩れていました。
崩れている箇所を覗き込むと、かなり急な斜面でした。
ここで足を滑らせると、ずっと下まで落ちていきそうでした。
大ダワ到着(13:15)
登山道を下っていると、目の前に道路が見えてきました。
ここが、「大ダワ」です。
ここには、トイレもあります。
今日のコースはロングコースなので、このトイレは助かります。
トイレを済ませ、再び、登山道に入ります。
登山道は、道路を渡った反対側にあります。
鋸山の巻道を進む(13:30)
大ワダからは鋸山の巻道を進みます。
この巻道、結構、急です。
登山道の右手の山肌には、千枚岩のような大きな岩が剥き出しています。
急な坂道を登り切ると尾根に出ます。
ここを右側に進むと鋸山山頂に行けます。
この道は、以前、通ったことがあるので、今日はそのまま奥多摩駅へ向かいます。
展望の良い場所(14:25)
尾根道を1時間ぐらい下っていくと、見晴らしの良い場所に出ました。
ここからは、鷹ノ巣山方面の山々が綺麗に見えます。
この場所は岩が突き出ており、下からは鎖を使って登ってくることもできます。
以前、大岳山に登った時は、この鎖を使って登りました。
岩の多いガレ道(14:30)
この辺りから、登山道は岩の多いガレ道となりました。
傾斜が急な箇所では、鎖や階段が補助のために設置されています。
祠(14:35)
途中、天狗の彫ってある石碑と祠がありました。
愛宕神社(15:00)
山道を抜け、舗装された広い道路に出ました。
道路の先に愛宕神社への鳥居があります。
少し遠回りになりますが、この舗装道路に沿って下っていっても奥多摩駅に行くことはできます。
しかし、少し急な道を登らなければなりませんが、愛宕神社の傍を通って山道を下った方が、近道になります。
途中、五重の塔(忠霊塔)がありました。
恐怖の187段(15:10)
細い急な山道を下ると目の前に長~い階段が現れました。
以前、大岳山に登った時にも上った階段です。
全部で187段もあるそうです。
今日は下り。
登りは足が辛かったですが、下りはゆっくり下りないと怖いです。
というのも、階段に小さな小石がたくさん転がっていて、それを誤って落とすと、下まで勢いがついて転がって行きそうでした。
ちょうど、数人の登山者が自分の遥か下を下っていたので、慎重に成らざるを得ませんでした。
一番下まで下った所から撮った写真です。
登山道出口!(15:20)
登山道の出口です!
いや~、ロングコースでした。
6時間近く、あまり眺望のないガレた道を延々と歩いたので、思った以上に疲れました。。。
宴(18:20)
奥多摩駅で電車に乗るときに気づいたのですが、駅の2階におしゃれなカフェがあり、そこで生ビールを売っていました。
今度来た時は、ここで飲もう!
今日の宴は、自宅近くの日高屋です!
予定していなかった御前山。
当初の目的のトレーニングには、ある程度向いていた山かもしれません。
ただ、歩き辛い道が多いので、登山を楽しむには、個人的にはあまりおすすめできないですかね。。。
御前山は、トレーニング向きのロングコース
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