日程 | 2019年5月22日~23日 | 参加メンバー | 1名 |
スタート地点 | 上高地バスターミナル | ゴール地点 | 蝶ヶ岳 |
最高標高 | 2677m | コース標高差 | 1171m |
歩行距離 | 2650m | 歩行時間 | 6.5時間 |
行程 | 二泊三日(1日目) | 宿泊場所 | 蝶ヶ岳ヒュッテ |
5月の天気の良い日に昨年同様、北アルプスに行きたいと思っていました。
天気予報を確認すると、5/22~27までは、日本列島は高気圧に覆われ全国的に晴天(というか猛暑)が続くとのこと。
これを逃す手はないと思い、登山の計画をしました。
しかし、24(金)~26(日)は、夜行バスなどは、すでに予約で満席のため、22(水)~23(木)で行くことにしました。
行先は、蝶ヶ岳!
蝶ヶ岳は、まだ登ったことがなく、山頂からは槍ヶ岳や穂高などの北アルプスの山々がとても綺麗に見えるようです。
楽しみです!
蝶ヶ岳はへの登山道は、この時期はまだ残雪があるので、雪山登山の装備が必要です。
夜行バス(23:30)
蝶ヶ岳へは、三俣から登るルートが一番メジャーなルートらしいのですが、車で行くのが難しいため、今回は徳沢からのルートで登る予定です。
徳沢のある上高地までは、夜行バスを利用して行きます。
バスは、いつも「さわやか信州号」を利用。
バスは、定刻通り22:25に新宿を出発。
3列シートだったので、快適な眠りにつくことができました。
上高地バスターミナル(5:15)
バスが上高地バスターミナルに到着したのは朝の5:15。
平日ということもあり、バスターミナルにはほとんど人がいません。
こんなに空いているバスターミナルは、初めてかもしれません。
美しい穂高の山(6:00)
梓川の辺のベンチで持参した朝食を済ませ、河童橋に向かいます。
早朝ということもあり、気温は低く、河童橋にはうっすらと霜が降りているようです。
河童橋から見える川の水の色は、エメラルドグリーンで、その奥に穂高連峰が見えます。
河童橋からの美しい景色は、何度見ても感動します。
木漏れ日のキャンプ場(6:05)
河童橋から少し歩くと、小梨平キャンプ場があります。
朝日の木漏れ日が、木々の合間から差し込んできて、朝の清々しい空気の中、歩いていてとても気持ちいいです。
河童橋で油絵を描き続けている渡辺さんのテントのもありました。
野生の猿(6:15)
小梨平キャンプ場から少し進んだところで、道端の木から急に猿が下りてきました。
猿は道端に下りると、ゆっくりと自分の後ろを歩いてきます。
周りに他に人がいなかったので、少し警戒しつつ先を進みます。
すると、今度は右側の藪からも猿が出てきました。
今日は、猿が多いですね~
明神館(6:40)
バスターミナルから約45分で明神館に到着。
この時間は、いつも空いていますが、今日は平日。
ほとんど登山者がいません。
古池(7:05)
明神館から徳沢までのちょうど中間地点に「古池」があります。
水の透明度が高く鏡面効果もあり、神秘的な美しい場所です。
明神岳と梓川の並走続く(7:15)
明神館から次の休憩ポイントの徳沢まで、約1時間の道のりなのですが、登山道と並走するように明神岳と梓川が常に見えます。
とても美しい光景なので、歩いていてもとても気持ちいいです。
徳沢キャンプ場(7:30)
バスターミナルから約1時間半、徳沢キャンプ場に到着です。
キャンプ場は、平日ということもあり、空いていました。
蝶ヶ岳への登山口(7:40)
蝶ヶ岳へは、徳沢のみちくさ食堂の前の道を右へ進みます。
するとすぐに、「蝶ヶ岳・長塀山」への登山口があります。
急登(7:50)
登山口から、いきなりの急登です!
しかも、根っこだらけの歩き辛い道です。
この急登が、ずっと続くんですよね~
雪道(9:00)
登山口から、1時間を越えたあたりから登山道は完全に雪道となりました。
しかし、アイゼンなどを装着しなくても大丈夫です。
雪道の急登が続きます。
ルートを示すマークを見失わないように注意して登ります。
蝶ヶ岳まで3km(10:00)
蝶ヶ岳まで、あと3kmです。
雪道は続きますが、アイゼンなどは装着しなくてもなんとか登れます。
木の根元あたりは雪が融けています。
5~60cmぐらいの積雪でしょうか。。。
空が開ける(10:45)
ようやく尾根らしき開けた場所に到着!
空は快晴、いい天気です!
長塀山山頂(11:15)
長塀山山頂。。。だと思います。
雪で標識の文字が途中から読めません。
眺めの良い場所(11:45)
山の斜面をトラバースする道に出ました。
ここからは、南アルプスらしき山々が綺麗に見えます。
と、ここで写真を撮りながら、ふと足元を見ると。。。
結構、急な傾斜で、足を滑らせると一気に滑落しそうです。
お~
蝶ヶ岳までの登山道では、ここが一番危ないと思った場所でした。
妖精ノ池(11:50)
妖精ノ池に到着です。
凍っているようです。
絶景!(12:05)
妖精ノ池から約15分、樹林帯を抜け、ついに視界が開けました!
お~、絶景だ~~!!
目の前に槍ヶ岳をはじめとする山々が広がっています!
久しぶりの本格登山だったので、ここまで本当に辛かったのですが、この絶景で一気に疲れが吹き飛びました。
来て良かった!
右手稜線には、蝶ヶ岳ヒュッテが見えます。
あと、少し!
山頂到着(12:15)
蝶ヶ岳山頂に到着!
目の前には大キレットや穂高の山々がド~~ンと迫ります。
蝶ヶ岳ヒュッテと、その奥に北アルプスの山々!
こんな景色を見ると、疲れが一気に吹き飛びます。
来て良かった~
ランチタイム(12:40)
山頂からの絶景をしばらく堪能した後、蝶ヶ岳ヒュッテでお昼としました。
お昼は、ラーメンです。 あとビールと。(^^;
飲み物は、ビール、日本酒、チューハイなど、いろいろ揃っています。
缶ビール(350ml)は、600円(税込)でした。
お湯は、1L、300円。
その他、ホットドリンクは、すべて400円です。
受付前には、自販機もありました。
チェックイン(13:00)
食事後、チェックイン手続きを行いました。
今日は平日のため、宿泊者が少ないようで、二人分のスペースを一人で使うことができました。
部屋は、2畳ごとにカーテンで仕切られ、通路の両側に2段で仕切られていました。
蝶槍を目指す(13:20)
チェックインの後、時間があったので、蝶槍を目指すことにしました。
ヒュッテを出て、すぐのところに「瞑想の丘」があります。
ここには、展望指示盤が設置されています。
絶景の稜線!(13:25)
瞑想の丘からは、絶景の稜線歩きです!!
空の雲も取れてきて、青空が広がってきました。
いや~、本当に気持ちいいです!
正面に槍ヶ岳が見えるようになってきました。
最高ですね!
横尾への分岐点(14:00)
横尾への分岐点まで来ました。
ここを下っていくと、横尾へ下山できます。
下山する方向の道は、かなり急な傾斜です。
急な斜面で雪が凍結していたりすると、ちょっと心配だったので、今回は、来た道を徳沢まで戻る予定です。
(※しかし、この後、横尾へ下ることに変更することになります)
絶景と並走(14:05)
蝶槍が目の前に見えます。
左を見ると槍ヶ岳から穂高までの絶景が間近に迫ります!
蝶槍(14:15)
蝶槍に到着!
槍ヶ岳が、目の前に迫ってきます!!
ヒュッテ周辺散策(15:00)
蝶槍の後、ヒュッテに戻り、周辺を散策しました。
小屋のすぐ傍にトイレが設置されていました。
小屋泊の人は、小屋の中にトイレがあるので、このトイレはテント泊の登山者用だと思います。
小屋の前を三俣方面に少し歩くと、
テント場です!
今日は、この時間に2組しかテント設営をしていませんでした。
1名の方は、右手の雪のエリアで雪の壁を作っていました。
山バッジ購入(15:30)
散策の後、ヒュッテに戻ります。
受付で山バッヂを販売していたので、早速購入。
定番の1番の「ミヤマモンキチョウ」と4番の三俣名物の「ごじさん」を購入しました。
次回は、三俣から登りたいですね。
夕食(17:30)
部屋でまったりと過ごした後、夕食です。
通常は、食堂で食べるらしいのですが、今日は宿泊者が十数名しかいなかったので、受付前の休憩エリアで食べることになりました。
夕食は、和食系で美味しかったです。
この夕食の際に、徳沢から登って来た他の登山者から、途中、熊の足跡らしいものを雪の上で見たとの話しがありました。
ヒュッテの掲示板でも、徳沢の登山口付近で熊の目撃情報があったと書かれていたため、安全のため、横尾から下ることに決めました。
横尾への下りは急坂で、凍結していた場合、滑って転倒したという報告もあったりしたので、ちょっと不安でしたが、熊と出会うよりはマシです。
日没を待つ(18:10)
今日の日没は、18:40ぐらいとのこと。
少し前に小屋の外に出て、瞑想の丘で日没を待ちます。
東の方向には、安曇野市の街並みが広がっていました。
日没の時間が近づくにつれ、奥の山の山頂付近が赤く染まってきました。
日没(18:36)
日没の時がやってきました!
大キレットの右端あたりに日が沈んでいきます。
綺麗ですね~
これが、見たかったんですよ~!!
夜景(20:30)
その後、消灯前に瞑想の丘から夜景を撮影しました。
星空も撮影したのですが、まだ時間が早かったのか、撮影の設定をミスったのか、あまり綺麗に撮れませんでした。
もう少し、遅い時間に再トライしようと思ったのですが、残念ながら寝過ごしてしまいました。
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