今日は、広島の実家の母が一日外出だったので、日帰りできる近くの山を探していました。
すると、呉の近くにある「野呂山」が交通の便も悪くなく、日帰りできそうだたっため、ここに登ることに決めました。
早速、登山コースを調べたところ、以下の3つのコースがありました。
・広コース
・川尻コース
・安浦コース
同じコースを往復するのは、つまらないと思い、登りと下りで違うコースを通りたいと思います。
検討した結果、登りは、比較的傾斜が緩やかな安浦コースを通り、下りは、眺めの良い、川尻コースを通ることにしました。
安登駅(10:35)
自宅を出発するのが遅れたため、安浦コースの出発駅にあたるJR安登駅に到着したのは、10時半頃でした。
駅前の信号を渡り、
突き当りの道路を右折して道なりに進みます。
住宅街を抜ける(10:55)
駅から住宅街を歩くこと約20分、ようやく山道らしき場所が見えてきました。
山道(11:00)
道は、一旦、写真のような広い道になりましたが、
すぐに草が生い茂った細い道になりました。
スマホでYAMAPを起動して、あらかじめダウンロードしておいた軌跡を確認しながら道を進みます。
道端に標識があります。
草が邪魔で見えにくいですが、「野呂山登山道」と書かれています。
西日本豪雨の爪痕残る(11:05)
細くなった道を進んでいくと、小さな川(というか水が流れている場所)を渡って、
草が生い茂る道を登って行きます。
登って行くと、土砂崩れがあったと思われる光景が目の前に飛び込んできました。
昨年の西日本豪雨の爪痕でしょうか?
昨年末に登った絵下山と同様に、野呂山も土砂崩れの被害を受けていたようです。
狭い登山道(11:10)
土砂崩れを除けながら、登山道と思われる場所を進んで行きます。
道を進むにつれ、道幅が段々と狭くなっていき、写真のような狭い道になりました。
この辺りでは、傾斜もきつくなってきました。
舗装道路(11:15)
狭い道を登り切ると、急に目の前が開け、舗装道路に出ました。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、道路は3方向に分岐しており、
真ん中の道(写真の奥の白い看板の右の道)が、野呂山へ登る道になります。
途中、立て札がありますので、「弘法寺」の方へ進みます。
この右の道を進みます。
分岐した道も、しばらくは舗装道が続きます。
土砂崩れ(11:20)
舗装道が終わり、石の多い山道となります。
途中、目の前に大きな岩が道を塞ぐように転がっています。
ここからの道は、土砂崩れの被害の跡がまだ多く残っているようです。
左手の山に規模の大きな土砂崩れの跡が残っています。
少し進むと、今度は右手の川が土砂崩れで進めなくなっています。
土砂崩れの先、川の左手前方にピンクの道標がありました。
ここで川を渡るようです。
川を渡ったところに標識が立っています。
本来は、ここで川を渡るのではなく、もう少し下流の箇所に道があったと思われます。
標識が指し示す方向は、土砂崩れで倒れた木が道を塞いでいます。
気持ちの良い登山道(11:30)
土砂崩れの箇所を抜けると、登山道は緑の木々に囲まれ、道の左手には渓流が流れています。
今日はとても蒸し暑かったのですが、渓流の流れに冷やされた空気のお陰で、この辺りは気持ちよく登れます。
この辺りから、写真のように石畳でできた登山道が続く場所も多くなりました。
とても登りやすく、助かります。
また、写真のようなお地蔵さまが、何回も道端に現れるようになりました。
どうも野呂山登山道の歴史コースには、登山道入口(国道185号付近)から弘法寺まで、一丁(約110m)ごとにお地蔵さまが立っていて、登山道の道案内をしてくれているとのことでした。
岩がゴロゴロした道(11:35)
左手を流れていた川がなくなり、登山道も岩がゴロゴロした道となりました。
登山道の間を少し水が流れているようで、写真のような沢蟹もいました。
馬の背(11:45)
登山道を登っていると「休憩所」と書かれた標識が左方向を指しています。
ここで、少し休憩することにしました。
休憩所と書かれた方向へ行くと、開けた場所に休憩所がありました。
休憩所の傍にあった案内を見ると、ここから四国の石鎚山も見えるようです。
今日は四国方面の空は白くなっており、残念ながら見ることはできませんでしたが、ここからの眺めは素晴らしかったです。
仁王門(12:00)
登山道を登っていくと、目の前に赤い屋根の建物が見えてきました。
弘法寺の仁王門に到着です。
門の両側に仁王様らしき像が立っています。
像の間の道を抜けたところに登山道が続きます。
石段続く(12:10)
仁王門から先は、大きな石段が続きます。
段差が大きくなり、登るスピードも落ちてきました。
石段を登ると左手に「南無大師遍照金剛」と書かれた赤旗が立っていました。
旗の方に行くと、10体以上のお地蔵様が祀られていました。
弘法寺(12:15)
弘法寺に到着です!
寺の前の展望台からは、安芸灘諸島の島々が綺麗に見渡せます。
飛岩(12:20)
弘法寺とは反対側の道を少し進んだところに「飛岩」があります。
大きな岩が崖の上にせり出ていて、一番先の岩の上に立って下を見下ろすと思わず足がすくみそうになります。
氷池を目指す(12:35)
弘法寺の左手を抜けて、氷池を目指します。
弘法寺からの道は、車も通れるように舗装されています。
氷池(12:35)
氷池に到着です。
かつてこの池では、冬の厳しい寒さを利用して、天然氷の製造が行われていたそうです。
池には蓮の花が咲き乱れ、とても綺麗です。
カモものんびりと泳いでいます。
長閑でいいですね~
休憩(12:40)
池の辺の道を少し進んだところに休憩所があったので、ここでランチとしました。
平日ということもあり、観光客や他の登山客など、全く見かけません。
休憩所の近くには大きな緑鮮やかなの木が立っています。
この木は、「ラクウショウ」と呼ばれる木で、もともとアメリカ大陸の東南部からメキシコにかけて分布する植物とのことで、世界各地に植栽されているようです。
下山開始(12:50)
お腹もいっぱいになったので、下山開始です。
下山は、かぶと岩コースを下ります。
かぶと岩展望台(13:20)
コースをスタートしてすぐの場所に展望台がありました。
ここが、「かぶと岩展望台」です。
展望台からは、安芸灘諸島の島々や音頭大橋などが綺麗に見えます。
大滑岩(13:10)
展望台の横の道を下ります。
林の中の細い道をしばらく下ると、
右手に「大滑岩」へ向かう道標がありました。
右折して少し歩いたところで視界が開け、目の前に大きな平らな一枚岩が現れました。
これが、「大滑岩」です。
大滑岩は、1000枚の畳を敷くことができるほど広いという例えから、千畳岩とも呼ばれているそうです。
急な下り道、続く(13:20)
かぶと岩コースは、急な下り道が続きます。
安浦コースと比較すると若干、傾斜がきついように思われます。
この下山道で、ようやく数名の登山者とすれ違いました。
仏石(13:30)
道の右側に「仏石」を指し示す看板がありました。
コースマップにも掲載されていなかったので、行くのを躊躇したのですが、もう二度と来ないかもしれないと思い、行くことにしました。
仏石への道は、ほとんど人が通っていないせいか、草がかなり生い茂っていてかき分けながら進まなければならない道でした。
仏石は、仏様のような形をした大小2つからなる岩で、左側の大きい岩が大仏(おおぼとけ)で、右側の小さい岩が小仏(こぼとけ)らしいです。
岩との距離が近すぎて、両方の岩の全景を撮影できませんでした。
大仏のみ撮影しました。
杉林(13:45)
道が開け、杉林の中を下ります。
分岐点(14:00)
杉林を抜けると視界が開け、舗装道路に出ました。
舗装道路を少し下っていくと、どんどんコースとの分岐点に到着しました。
分岐点のすぐ先には橋が架かっており、川を渡ります。
ここの川は、水量が多かったです。
一般道に出る(14:05)
舗装道をしばらく下り、ようやく一般道に出ました。
車道を下っていき、写真の横断歩道がある辺りで左折して、住宅街を下っていきます。
安芸川尻駅(14:25)
下山を開始して約1時間半、安芸川尻駅に到着しました!
下りは、やはり楽ですね~
初めて登った野呂山。
気温が28度ぐらいまで上がり、ちょっと暑かったですが、展望台からの景色は素晴らしかったです!
西日本豪雨の爪痕は、思った以上に深い
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