涸沢をベースに日帰りで奥穂高や北穂高といった穂高連峰に行くことができます。
どちらも3000m級の山でその山頂からは北アルプスの絶景を望むことができます。
ただし、どちらも比較的険しい、岩場の多い山になりますので、岩場、長時間の歩行、鎖場、標高3000m級の山といった中級者以上の経験が必要になります。
奥穂高
石畳道
涸沢のテント場から雪渓を越えるとすぐに写真のような石畳道となります。
この辺りから、徐々に高山植物が道端に見えるようになります。
お花畑
石畳道を過ぎると、道が斜面に沿って、右方向にトラバースします。
そのトラバース途中、左手の山の斜面にお花畑が現れます。
8月上旬には、綺麗な高山植物が咲き乱れ、とても綺麗です。
雪渓
お花畑を過ぎると雪渓のトラバースが待っています。
ここはトレースもしっかりしており、アイゼンがなくても全く問題ありません。
ザイテングラート
雪渓を横切り、再度、斜面を左にトラバースするとザイテングラートの取付点があります。
ここからが本格的な山登りとなり、岩場の急登の連続です。
写真では、どこが道がわからないと思いますが、岩の上にしっかりと道標が描かれているので、ルートに迷うことはありません。
鉄梯子(難所)
穂高岳山荘のすぐ先に奥穂高岳コースの最大の難所の梯子があります。
ここには、鉄の梯子が2本架けられており、写真のようにほぼ90度の角度で登って行きます。
足元を見るとかなりの高度感があります。
上りより下りの方が怖いです。
ジャンダルム
奥穂高岳の山頂間近のところで、右手にジャンダルムの雄姿が見えてきます。
今の自分の力量では、とても攻略は難しいですが、いつかは制覇してみたいと思います。
奥穂高岳山頂
奥穂高岳山頂には、祠と方位盤が設置されています。
山頂の祠は、人が2~3人しか登れないため、記念撮影の順番待ちで渋滞します。
山頂からは、前穂高や笠ヶ岳などが綺麗に見えます。
北穂高
岩場
北穂高へは、涸沢小屋の右手の登山道を登って行きます。
最初、石畳道があり、その後、その後、ハイマツ帯をジグザグに登ると写真のような岩がゴロゴロした場所になります。
ここは、浮石などもあるため、慎重に登っていきます。
ここを抜け、左方向に進むと南陵の取り付き部があります。
第一の鎖場
南陵取り付き部の最初の鎖場です。
斜度は40度ほどで高度感はありません。
長い鎖場の後、長い梯子がありますが、ここもそれほど高度感はないので、慎重に登れば問題ありません。
涸沢カール
梯子を上ると南部稜線に出ます。
目の前には、涸沢カールの素晴らしい絶景が見えます。
第二の鎖場
南部稜線は、徐々に急な岩場となり、しばらく登ったところで2番目の鎖場があります。
こちらも鎖場ですが、ステップがちゃんとあるので、高度感もなく、問題ありません。
ただ、一度に一人しか通れないので、上り下りで人が多いときは渋滞となってしまいます。
北穂高山頂
鎖場の後、しばらく急な岩場のアップダウンを繰り返すと、山頂に到着します!
大キレットと槍ヶ岳
山頂からの眺めは最高で、眼下に見える大キレットが龍の背びれのようにうねうねと槍ヶ岳に向かって伸びています。
その周りには北アルプスの山々を一望することができる素晴らしい場所です。
北穂高小屋
山頂のすぐ奥、道を少し下ったところに北穂高小屋があります。
北穂高小屋の前にはテラス席があり、大キレットから槍ヶ岳、常念山脈からの表銀座など絶景を眺めることができます。
ここでコーヒーを飲みながら、まったりと北アルプスの山々を眺める時が、自分は大好きです。
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